『犬神家の一族』
正月休みに『犬神家の一族』を観ました。ご存知のとおり、この映画は30年前に映画化されたもののレメイクです。原作は横溝正史で、ミステリー映画です。僕は原作を読んだことも、前作も観ていなかったので、ちょっと楽しみにして観に行きました。上映は16:05からでしたが、劇場はかなり空いていました。観客の多数は、なぜかわからないけど、若い人が多かったです。さて、内容はミステリーものなので詳しく言いませんが、資産家の当主が亡くなり、その莫大な遺産相続をめぐり、腹違いの3人姉妹自分たちの息子を、遺書に書かれていた相続権の鍵を握る養女と策略結婚をさせようとするが、次々と残酷な殺人事件が巻き起こり、その真犯人を私立探偵の金田一耕助が見つけるというストーリーです。湖の中に足だけが表れて沈められて殺害されている場面はあまりにも有名。あと、息子の1人のスケキヨが気味の悪い白いマスクをしていることも有名ですね。僕の評価では、★★★(映画館で観る価値あり)です。あまりミステリー映画は観ないのですが、最後まで犯人が誰なのかわからずにはらはらするのと、スケキヨの白いマスクに隠された謎など、とにかくスクリーンから目を離せず、飽きさせることがありません。最近の日本映画の隆盛のひとつの要因に、TVドラマの手法が採られていて、観客を引き付ける場面をたえず繰り出すのがあり、この映画でもそれが採用されているのだと思います。とにかく、観ていて飽きさせない映画です。えっ、主演女優の松嶋菜々子が好きなだけなんじゃないかって?それは大いに言えています。菜々ちゃんファン必見です!