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テーマ:お勧めの本(7920)
カテゴリ:小説
美味しそうな食べ物が題名になっている、短編集。
「アイリッシュ・シチュー」とか「ベーコン」とか「クリスマスのミートパイ」とか「大人のカツサンド」とか。洋物だけでなく「にこごり」「ほうとう」もある。 ああ、美味しそう。 でも、内容はほのぼのとしているわけではない。どの小説にも登場するのがちょっとした「裏切り」で、大人ならではの人間関係をとても巧みに描いていると思う。そして、食べ物が残すその人の記憶… 美味しい食べ物があれば救われたり、人と人とを結びつけたりすることがある。 そんなことが押し付けがましくなく描かれていてよかった。 「食べる」という行為は人間の本能だから、人間関係の複雑さを一瞬、単純化してしまう役割があると思う。一緒にごはんを食べるということは、仲良くなる上でとても重要。冠婚葬祭、デート、家族…。 食べ物の話は大好き!我が家の会話も食べ物の話(だけ)は盛り上がり、かみ合う。 思い出に残る食べ物もたくさんある。なぜか、不味いものも笑い話として残っているけど。 小学校のとき、友人の家でお母様が作った味噌汁が衝撃的にまずく、でもこらえて食べきったことを今でも覚えている。その時、「味噌汁の味は家々によって違う」ということを身を以って体験した。味覚が人によって違うことも。でも、その後外食などで食べる味噌汁は我が家のとはそんなに変わらず、やはりあの味噌汁はまずかったのだと思う。 友人はとても食の細い子だった。元気にしているかなあ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009年02月15日 10時50分02秒
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