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テーマ:お勧めの本(7967)
カテゴリ:小説 青春
2009年前期の芥川賞作品。
題名:ポトスライムの舟 作者:津村記久子 大学を卒業し、一年で仕事を辞めてしまった29歳の女性が主人公。いまは化粧品の工場で年収163万ぐらい(世界一周旅行の値段と同じ)で働き、さらに夜はカフェ、土日はパソコン教室で働いている。 平凡な日常、遠くへは行かない日々を淡々とつづってはいるのだけれど、女友達のそれぞれの生き方や、ディテイルの描き方が面白かった。 時間を売って得た金で、食べ物やエネルギーを細々と買う自分の生の頼りなさを紛らわすために「今がいちばんの働き盛り」という文字をタトゥーにして入れようと考えたりする。(しないけど)こういう発想って面白いなあと思う。 お金のことでも、小心になったりくよくよしたり気が大きくなったり。これも、普遍だよなあ。お金のこと考えると、けっこう暇つぶれたりしませんか? みんないろいろあるけれど、地味だけれど、幸せを見つけようとひたむきに生きているんだ、と心が温かくなった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009年04月15日 09時33分26秒
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