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マダム豆大福の読書の小部屋

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2009年08月10日
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テーマ:お勧めの本(7969)
ティンブクトゥ



作者はポール・オースター。

犬の視点から世界を描いている。主人公の犬、ミスター・ボーンズの飼い主はウィリー。自称?詩人で、ホームレス生活を余儀なくされている。

ウィリーは死期が迫っており、自分の魂をこめた原稿と犬を託すため、かつて自分の才能を認めてくれた女性教師を探す。

ウィリーは亡くなり、彼が言うところの「ティンブクトゥ(あの世)」に行ってしまう。

遺されたミスター・ボーンズに安住の地はあるのか? 先の見えない人生(犬生?)をミスター・ボーンズはさまよい始める。

この本のボーンズは飼い犬から野良犬になってしまう。そこでの悲哀、そして世界を考えること。現実的な悩み。中華料理にされてしまう恐怖。

ユーモアも感じられるけれど、人間と同じで一寸先は闇。犬の眼から見ても世界は厳しい。

犬の眼を通してオースター流「無常観」が描かれていた気がした。

ペットにはペットなりの困難がある。寝るのが大好きで、猫派の私は「今度生まれ変わったら猫になりたい」と思わないでもないけれど、野良猫はイヤだ。裕福な家の猫になって、美味しい餌をいただき、清潔にしてもらいたい。

漱石の『我輩は猫である』では、猫の目を通して人間の社会を描いていたけれど、この本では犬の目を通して犬の世界も描いている。(もちろん『猫』でも、猫友達の話や猫の受難話も多かったけど)

犬好きにはたまらない本なのではないでしょうか?








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Last updated  2009年08月10日 08時35分43秒
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