150841 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

マダム豆大福の読書の小部屋

マダム豆大福の読書の小部屋

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

Keyword Search

▼キーワード検索

Archives

2025年12月
2025年11月
2025年10月
2025年09月
2025年08月
2025年07月
2025年06月
2025年05月
2025年04月
2025年03月

Calendar

Favorite Blog

まだ登録されていません

Category

2009年08月22日
XML
テーマ:お勧めの本(7911)
カテゴリ:小説
赤ひげ診療譚改版



作者:山本周五郎

主人公は若き医師、保本登。幕府の御番医をめざして長崎遊学から戻ったが、心ならずも「小石川療養所」で見習い勤務を命ぜられる。

医長は「赤ひげ」と呼ばれる新出去定。エリート意識の強い登は診療所に幻滅し、赤ひげに反発するが、次第に赤ひげの精神に心を惹かれていく。

連作小説の形で、江戸時代の下層の人々の苦しみや悲しみ、そして登自身の成長が描かれている。

赤ひげの言葉で印象深いものがある。

「病気が起こると、ある個体はそれを克服し、別の個体は負けて倒れる。医者はその症状と経過を認めることができるし、生命力の強い個体には多少の助力をすることもできる、だが、それだけのことだ、医術にはそれ以上の能力はありゃしない」

現代の医学にも通じる真実だと思う。負ける個体はどうしたって負けるのだろう。

身体の病よりも心の病の方が深刻な患者が多く描かれてもいた。貧困、トラウマが病気を引き起こすことも・・・

今、「救命救急24時」というドラマをやっていて、面白く観ている。このドラマと海外ドラマの「ER」は舞台は似ているけれど全然違う、ということを夫と話していて、結論は、日本の医療ドラマは叙情詩であり、「ER」は叙事詩である、ということになった。

この小説にしても、医療ドラマにしても、「人情」を中心にそえているのが日本の特徴なのかもしれない。まあどっちでも、面白ければよいのですが。

さて、この本は時代小説が苦手な私にも面白かったですよ。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2009年08月22日 09時07分19秒
コメント(0) | コメントを書く
[小説] カテゴリの最新記事



© Rakuten Group, Inc.
X