マダム豆大福の読書の小部屋

2009/12/10(木)07:39

結婚ぎらい  田辺聖子

非モテ系恋愛小説(20)

結婚ぎらい新装版 作者:田辺聖子 1993年に出された短編集の新装版。『結婚ぎらい』『処女ぎらい』『魚ぎらい』『家庭ぎらい』など、男を主人公にし、男の視点から受け入れがたいきらいな女の振る舞いを描いたユーモアたっぷり、苦味もたっぷりの連作小説集。 主人公はいずれも中年の独身、既婚男性。女性に幻想を持つものの、実際に深くつきあってみるとがっかりすることばかり、という内容。 ここに描かれる女性はだれもが自分勝手で、男を小バカにし、ずるいところがある。 でも、女ってみんなこんな部分はあると思う。ここまでひどくなくても… 主人公の男性たちは気が弱くて、振り回されて、でも幻想を捨てきれていない。どこかに理想の女性がいるのではと思っている。 男性ってこんなものなのかな。でも、女が思う以上に男性は女性に振り回されているし、そういう男はカワイイと思う。 女性を振り回す男はカワイクないけれど… もうすでに古いワイドショーネタだけれど、市川海老蔵さん、結婚相手を決めましたね。 彼も女性に幻想を抱き、理想の人を求めて今まで彷徨っていたのでしょうか。 女から見て、小林真央さんとかいう人は最も「勝てない」タイプ。うまく説明できないけれど、あの人と結婚するって言われたら、あきらめざるを得ない。 海老蔵さま、あの移り気でしかも悪気のない性格から、絶対B型男子だと思っていた。しかしネットで見てみるとAB型。私の血液型判定は当たらないなあ…

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