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テーマ:お勧めの本(7945)
カテゴリ:小説 ほのぼの
その時までサヨナラ
作者:山田悠介 この人の小説を初めて読んだ。「文芸社」から出ている本だけれど、自費出版ってことはないよねえ? 主人公の悟は出版社の副編集長。仕事一筋、脂ノリノリ、でも全く家庭を顧みず、妻子は出て行ってしまった。 でもまったく反省することもない。若い愛人を自分の家に入れ、掃除、洗濯までさせて平気というイヤな男。「家事は女のすること」と言って憚らず、仕事以外のことにはまったく冷酷だ。 愛人に家を掃除させていたある日、妻が縁もゆかりもないはずの福島県で列車事故で死亡したという知らせを聞く。息子の裕太(4つ)は無事。息子を一人で育てる自信もなく、強い愛情もなく、妻の両親に託そうと思うのだが… そんなとき悟は、仕事でも失脚し、閑職に追いやられる。 自宅に帰ると、なぜか妻の親友だったという女性、春子がいて裕太の世話をしている。不法侵入だといって追い返そうとする悟だが、なぜか春子のペースに巻き込まれ、家事ができるよう「教育」される。 なぜ妻は福島に行ったのか?春子の正体は? 深みはないけれども、ストーリーは面白かった。主人公の悟がとんでもなくイヤな男だったけれど、だんだんと親らしさを身につけていくところはホッとする。 読後感もさわやか。ありきたりといえばありきたりだけれども、テレビドラマにしたら受けること間違いなしのストーリーだと思います。それを狙っているんじゃないかな? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010年01月04日 09時10分21秒
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