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テーマ:お勧めの本(7967)
カテゴリ:思想
わかりやすいはわかりにくい?
著者:鷲田清一 哲学の発想から、常識とは違う角度からものを見る方法を教えてくれる本。 ラジオの講義-シニアのための哲学-を底本としているということで、内容は中高年、アラ還向けという感じ。 〈生きるうえでほんとうに大事なことは、わからないものに囲まれたときに、答えがないままにそれにどう正確に処するかの智恵というものだろう〉とある。 分かりやすい論理、常識的な他者の論理で切ってしまうのではなく、自分で考えるプロセス。…確かに私などは忘れがちだ。 現代人として常識のなかにどっぷりつかって、日常に追われて気づかないことに気づかせてくれる「グッとくる」文がいくつか。 すぐに答えを求める気の短さと、責任を引き受けることから逃げてラクになりたいという気持ち。この二つのメンタリティがいつごろからか平然と居座るようになったと著者はいう。 すぐに答えが欲しい。責任は他者にある。こういった今や「あたりまえ」のメンタリティもあたりまえではないのかもしれない。 時々、読み返したい本。 入試現代文ではきっと頻出でしょうな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010年05月25日 06時20分04秒
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