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カテゴリ:エッセイ
著者:酒井順子 日常生活にあふれる、意味をぼかす、逃げ道を作る、そんなズルい言葉を上げて独自の視点から分析したエッセイ集。 わかるわ~と共感してしまうものが多く、筆者の観察力とするどい感覚に感心。 例えば「夏バテ防止」。 〈夏だから食欲がなくなるという人がたくさんいるというが、いったいどこに?〉とか。 たしかに、自分も含めて、暑いから食欲がなくなるということはない。筆者と同様、かえって肥りやすくなるぐらい。 『料理通信』という雑誌に掲載されたものが多いからか、外食にまつわる言葉も多かった。 これは、今の私にはあんまり共感できず、ああ、うらやましいなあ~と思いつつ読んだ。 中華料理屋で「取り分けますか?」ときかれるときの幸せ。 「蟹食べてるときってみんな無口になるよねー」という常套句のいらだたしさ。 「コラーゲンたっぷりですよ」と女将に言われたときの反応はお決まり。 男性にごちそうになるのか、割りカンか判断に迷うときに便利なことば「会費はいくら?」 などなど。いいなあ、リッチな外食をよくなさってるなあ…仕事柄というのもあるし、東京って旨いものたくさんありそうだなあーと遠い目になる。 最後に外食したのはいつだろう?「餃子の王将」かな? さて、酒井順子氏。『枕草子REMIK』という本がとてもよかった。こういう小粒な(?)エッセイだけではなくて、古典研究の道をもっと突き進めばいいのになあとも思う。
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Last updated
2010年08月25日 09時37分08秒
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