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カテゴリ:小説
作者:森絵都 短編集。かなり短いものも含めて、11篇が収められている。 それぞれの小説に統一性が全くない。場所もグラウンド、居酒屋、家、スーパー、スペイン、ドバイ、イギリス…とバリエーション豊か。 テーマも様々。女友達の会話の内容と友情とか、探偵めいたものとか、仕事でやる気を取り戻す話とか、免税店で見た「紳士」の姿とか。 どの小説にも短編でしか表現できない世界があって、面白いか面白くないかはともかく、才能あるなあーと思わせられた。 私は長編好きで、好きな作家でも短編を読むと退屈してしまうことが多いけれども、短編をたくみに描ける作家ってすごいと思う。 それこそ、どんな日常生活の数分の間にも小説の題材が潜んでいて、注意深い観察者にはそれが見え、的確に言葉を用いてあらわせるということ。 もちろん、作家の人間性というか、世界観を通してしか表しえないけれど。 それぞれの短編のテーマがわかりやすくはっきりしているので、入試問題とか、国語の授業の教材としても扱いやすいかもしれません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010年10月19日 09時37分38秒
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