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カテゴリ:新書
著者:玄田有史 昨日紹介した『なぜ日本の若者は自立できないのか』では、「自立とは、現実の社会の中に自分の居場所を確立する営み」だと述べていた。 そう、教育の最終目的はそういう自立した人間を育てることだと私も思う。 さて、そこで「自立した人間になる」ためには「希望を持つことができる」ことも重要だと考えさせられたのがこの一冊。 筆者は「希望」を説明するときに、この英文を用いるという。 Hope is a Wish for Something to Come true. 希望は「気持ち(wish)」「何か」「実現」「行動」の4つの柱から成り立つという。 現状の維持を望むと言うよりは、現状を未来に向かって変化させていきたいと考えるときに表れるものだと。 本では、近年日本人の(特に若者から)希望が失われた背景をデータなどを用いて説明し、また岩手県釜石市などの取り組みから、「希望」の持ち方について語る。 心に残った記述は… 挫折体験をして、それを乗り越えた人が希望を持ちやすいとか。(例えば失恋したことのない人は、結婚や恋愛に希望を持たないことが多いんだって。) 過去の挫折の意味を自分の言葉で語れる人ほど、未来の希望を語れるという。 親友や親族より、「ウィーク・タイズ」(ゆるやかなつながり)を持つことが希望につながるとか 学部・学科を選ぶときは「得意、というよりも、わからないけれど気になって仕方がないことが学べる学部がいい」とか なるほど。大きな挫折は(たぶん)したことのない私だが、プチ挫折は多い。「向いてないもん」「できないもん」という前に、行動することは大切だと思う。 「前向きに生きる」心の習慣を若いうちから持つことは、まさに心の財産。 学者先生が書いた本だなーという感想はあるものの、若い人に読んで欲しい良い本でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011年01月18日 09時56分18秒
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