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マダム豆大福の読書の小部屋

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2011年06月13日
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カテゴリ:小説
【送料無料】抱擁、あるいはライスには塩を

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価格:1,785円(税込、送料別)



大正期に建築された洋館に暮らす柳島家の物語。

祖父は貿易商、祖母はロシア人。母と父は幼なじみから結婚にいたった。その両親には4人の子どもがいるけれど、そのうちの長女は父の違う子であり、末っ子の次男は母の違う子だ。

そして出戻りの伯母と、独身の叔父も同居している。

両親の方針から、子どもたちは学校にかよっておらず、家庭教師に勉強を教えられている。

とまあ、とっても変わった家族ではあるのだけれど、お互いが大好きでとても仲がいい。

時系列も前後しながら、それぞれの内面、事件が告白の形で描かれる。

なかなか、面白かった。タイトルも、「?」だけれど、まあ読んでみてください。「ライスには塩を」は納得できるような、できないような。

それでも家族、兄弟だけに通じるユーモア、決まり文句というのはあるもので、いくら外で冷たい風に当たっても家族はよりどころだと思える。

でも、そんなに甘く描かないところがさすがの江國ワールド。

家族の危険、罪、みたいなものも十分に読み取れる。

それも、読み進めていくうちにだんだん明らかになってくる。

家族は人間を形成する基盤だし、大切なんだけれど、やがてはそこから独立して「自分」というものをうちたてないとあぶないなあ、ということを感じさせられた。

感想は、いつもどおりあーーー面白かった!です。





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Last updated  2011年06月13日 13時10分44秒
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