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【楽天ブックスならいつでも送料無料】ふがいない僕は空を見た [ 窪美澄 ] かなりビターな青春小説。連作形式になっていて、それぞれの登場人物の視点から語られる。 人妻とコスプレ不倫する高校生の斉藤くん。 斉藤くんに片思いの松永さん。 斉藤君の不倫相手、義母に不妊治療をせまられる人妻。 斉藤君の友人で、認知症の祖母と二人暮らしの福田君。(母は男のところへ行ってしまった) 助産師として女手一人で息子を育てる斉藤君の母。 斉藤君と人妻の不倫現場が、人妻の夫(キモいんだこれが)によってバラまかれることで さまざまな事件が起きていく。 エピソードがちょっと散漫な気はするけれど、それぞれ、家族の問題があり、なかなか、心に染みた。 まさに、「不幸な家庭にはそれぞれの不幸な家庭の形がある」という、『アンナ・カレーニナ』の冒頭 のまま…(『アンナ・カレーニナ』はまだ読み切ってないが)) 実に面白かった。 一番泣けたのは、最後の、斉藤君のお母さんの章。 心から、がんばって…いや、がんばりすぎないで…思ってしまった。 映画にもなっているらしい。瑛太の弟の永山ナントカという俳優(名前が出て来ない…でも、うまいと思う) が斉藤君、人妻が田畑智子、福田君が窪田まさたか(この若手俳優も、うまい方だと思う) だって。みたいなー。子どもには見せられそうにない作品ですが…(R15?) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015年01月08日 22時52分27秒
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