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国際感覚と教養に役立つマダム・ホーのハピネス(R)ブログ

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一番弟子のフィフィ

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April 15, 2009
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カテゴリ:起業家の資質
皆様、こんにちは。
地に足が着いた働くミリオネアで、
華僑富豪から教わった論語と風水研究が趣味の
マダム・ホーの一番弟子のフィフィです。

大人になるのと引き換えに、私達は子どもの時に持っていた純粋さ、好奇心、夢を忘れてしまったようです。

「あなたの夢は?」と聞かれても、「え?夢なんてあるような、ないような・・・」と答えてしまうことがあります。

希望を思い描こうとしても、「そんなの無理、無理」と最初から自分で不可能と決めつけて行動をおこさない人がいます。

そんなあなたに子どもの頃を思い出してほしいと思い8歳の女の子の行動力が起こした奇跡の物語をお話します。

****

アメリカのとある田舎町。

8歳のサリー(仮名)には、重い病気の弟ジョニーがいます。

ある日、サリーは両親の話を聞いてしまいました。

母親:(ため息まじりに)「家を売って、この小さなアパートに引っ越して、生活を切り詰めているのに、まだジョニーの手術費にたらないわ」

父親:「そうだね。僕も仕事を2つもかけもちしているが、手術費は僕たちの手が届く金額じゃないからね」

母親: 「どうすればジョニーの病気が治るのかしら?」

父親: 「ジョニーの病気をなおすのは『奇跡』だけだよ」

この話を聞いたサリーは自分の部屋にあるブタの貯金箱を開けて、中にある小銭を数えました。

ひとつ、ふたつ、みっつ、・・・・

サリーの貯金箱には120円分ありました。

さっそく、その貯金箱を手にサリーは通りの向かいにある薬屋さんへ走っていきました。

8歳のサリーが背伸びをしてカウンター越しに中を見ると、薬剤師さんが大人の男性と楽しそうに話していました。

サリーはじっと二人の話が終わるのを待っていましたが、一向に話は終わりそうにありません。

しびれを切らしたサリーは、カウンターをドンドンとたたいたり、貯金箱を振って中に入っている小銭をじゃらじゃら鳴らしました。

それに気づいた薬剤師さんが、サリーに近寄りこう言いました。

「おじょうちゃん、今おじさんは遠い都会で働いている弟と久しぶりに会って話をしているんだよ。だから、もう少し待ってくれないかい?」

するとサリーは目に涙を浮かべながら叫びました。

「待てないの! 今すぐ『奇跡』というお薬がいるの!」

その話を聞いた薬剤師さんの弟がサリーに近づいてこうたずねました。

「おじょうちゃん、その『奇跡』の薬を何に使うんだい?」

するとサリーはブタの貯金箱をみせながら答えました。

「私の弟が重い病気で死にそうなの。パパが『奇跡しかジョニーの病気を治せない』と言うから、その『奇跡』というお薬を私の貯金で買いにきたの」

「なるほど。おじょうちゃん、キミの家へ僕を連れて行ってくれないか」とその薬剤師さんの弟が言いました。

サリーが家へ連れてきた「薬剤師さんの弟」はアメリカで有名な脳外科医でした。

ジョニーをみた医師は自分が勤める都会の大病院で手術を無償で行い、命を助けてくれました。

数ヵ月後、退院して元気になったジョニーを見ながら母親がつぶやきました。

「アメリカで有名なドクターが無料で手術をしてくれたなんて、なんという奇跡かしら。 でも、あの手術は本当はいくらかかったのかしら?」

すると、となりで遊んでいたサリーが元気よく答えました。

「ママ、あの奇跡は120円なのよ」

(今日のお話は4月12日にマダム・ホーが書き下ろしたメルマガから掲載しました)

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Last updated  April 15, 2009 02:52:11 AM



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