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夢みるきのこ

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2005年08月30日
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 今日は昼前から雨が降り出してときに烈しく、ときにおだやかに降り続いた。この雨は、キノコたちにとって秋モードへの転換のきっかけとなりそうでうれしいかぎりだ。冒頭の句は私が愛した俳人・渡邊白泉のものだ。私は四季派の世界で俳句を学んだが、好きな俳人たちは青春としての短詩を刻み続けた作家たちだった。この白泉の句には真実魅せられた。
憲兵の前で滑って転んじゃった
鶏たちに鶏頭は見えぬかもしれぬ
戦争が廊下の奥に立ってゐた
銃後と言ふ不思議な町を丘で見た
玉音を理解せし者前に出よ
などなど、挙げればきりがない。
 書肆林檎屋から出た「渡邊白泉句集」は見事な毛筆書きの上製本で取り寄せてすぐに絶版になってしまった。
仕事を終えて家路を急ぐ途中、ふと白泉の句を思い出した。





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最終更新日  2005年08月30日 22時21分58秒
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