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カテゴリ:きのこ星雲圏 (俳句メモランダム)
秘すれば恋定家かづらの花こぼれ 昨日とうってかわってきのこ三昧の一日がようやく訪れた。この1年かけて出会う予定のきのこたちの80%を今日一日で見てしまったことになる。すさまじいまでのきのこが出迎えてくれた森の中で、時の経つのを忘れてきのこたちとの逢瀬をたのしんだ。 途中定家かづらの白い花が散り敷く谷筋を渡ったが今日は誰も気付かぬ様子。 式子内親王の墓に恋の妄執ゆえに定家がかづらとなってまといつくという伝説をもつ白い十文字の花。かぐわしい香りをともなう。 掲句は初五を「わが恋路」としたが、人ときのこに惚れた私の恋の路にテイカカズラがそこはかとなく花弁を散らしてくれているとの意だが、テイカカズラのありように通じることぱとしては、秘すればこその恋とするほうが内容的に数段まさるので上記に改めた。 写真は100種あまりのきのこたちとの出会いの中で首をかしげたダイダイガサのアルビノとしか思えないきのこ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年06月28日 12時41分35秒
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