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夢みるきのこ

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2011年09月10日
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 昨今のきのこ事情は日本の自然環境が極度に悪化してきていることを反映してあまり芳しくないのだが、それに付随してきのこを生活の糧にしているキノコムシたちも激減状態である。そんな私の元にようやく姿を現してくれた大がついても体長1.5cm強のオオキノコムシくん。はじめタイショウオオキノコムシEpiscapha taishoensis Lewisと思ったが、左右両複眼間の幅が1複眼の短径の約2倍なのでゴーラムオオキノコムシEpiscapha gorhami Lewis (タイショウ君は1複眼の短径の約4倍)のようだ。秋の気配の中でひそかに私を待ち伏せしてくれていた。
ベニオビオオキノコムシEpiscapha グループのオオキノコムシには体毛の有無や両眼の隔たりや触覚の第3節の大きさや生殖器の形状からモラヴィッツ、タイショウ、ベニオビ、フォーチュン、タイワンベニオビ、コウトウベニオビの7種があり、(といっても私の所有しているモノグラフは三省堂の昭和11年刊の中條道夫さんのもので当時は本州で見つかっているこの手のオオキノコムシはタイショウ君のみであったし、現在では属単位でも大いに入れ換わっている可能性もある)いずれも赤いパットマンの模様を背中に負っている。
 とても美しい甲虫で、ゴーレムはじめこのベニオビさんたちはカワラタケ、カイガラタケ、ウロコタケなどの硬質菌を食餌としているので、キノコばかり食っているとこんなに美しくなるんだという見本をみているようだ。しかし、きのこの下の日常の場ではなく、よりによってきのことは全く無縁のマンションの廊下でよくまぁ待っていてくれたものである。「なにかいいことありそう!オオキノコムシちゃん!!」イヌのウンチをふんづけたといったものではない、運が僕にもついてきたということかな?。





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最終更新日  2011年09月11日 00時30分47秒
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