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カテゴリ:川西きのこクラブ
青葉若葉の滴りを全身に浴びながらの山旅ほど心なごむものはない。ムックきのこの初夏の旅はここ数年身も心も半透明の軽やかな身体になる体験を続けている。
さみどりのグラデーションの見事な高代寺山 ため池を縫い妙見道へ
来月川西きのこクラブで目指す高代寺山を望みながら、妙見への道をのんびりと歩き始める。まずは駅前できのこのモニュメントに出迎えられ、一同ご満悦。山吹も今を盛りと咲きわいなんとなくサンバ・カンサゥンの調べが流れる心地すらして愉しいことこの上ない。
妙見口駅前のきのこモニュメント ヤマブキノ花
ハクサンハタザオ ミヤマハコベ
ヤマネコノメ キランソウ、別名地獄の釜の蓋
キケマンソウ ムラサキケマンソウ
シャガの花 葉に特徴のある斑を置くのはミズヒキソウらしい。
妙見の新滝道は幾度となく通いなれた道。しかし、いつ来ても新しい発見がある。季節と同行の人たちの顔ぶれの異なることで視点も多彩になるからだろう。
アミガサタケM. esculentaとホウの実に発生するホソツクシタケX.carpophilaの分生子体
テンナンショウの出始めは蛇そっくり 浦島草またはまむし草とよばれるテンナンショウが小流れに沿い標べの如く立つので花の向きを当てながら登ることに。
沢沿いのこととてチドリノ木(上左)、オニグルミ(上右)などが散見される。
ヤママユと思いきやウスタビガの繭(上左)とのこと。上右は間歩脇に置かれた妙見独特の石仏、井上さんによれば「鎮宅霊符神」と呼ばれ妙見菩薩の道教神との垂迹の姿とされる。かって鉱山開発にかかわった秦氏がこの山に妙見社を勧請したように想像されるが、中世になり多田源氏の要請により日蓮宗が入り込みそのまま現在に至る。妙見の矢筈紋がちりばめられた山門(下右)。
妙見宮の浄水堂と帰路に見た豊能地区の下水道の蓋(語呂合わせに非ず)
今回ムジナタケに出会わなかったなと思いきや、居ました。一行に紛れてきれいな夫人と生後8ケ月の坊やまで連れてカムフラージュ。これではだまされるのも無理はないと思い菜の花畑を背に証拠写真に収めておきました。左写真の左端がPsathyrella velutina ムジナタケの変異体。 能勢電は開業100周年とのこと。記念車両(右)が送り迎え。
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最終更新日
2013年05月03日 10時53分31秒
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