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カテゴリ:きのこポエム24音詩への道
詩とは<在る>ことから逃げおおす行為の中にこそかろうじて見出せる幻影。途上にて見る夢のようなもの。型に合わせる努力からは詩とは無縁な世界しか立ち現れない。しかし、詩とは無縁に、言葉とも無縁に、生きてきた僕たちにとって、今ある自分からちょっと背伸びする場がほしい。それは俳人というステイタスからも逃げ切る場であってほしい。そんな思いが少しずつ熟してひとりふたりと集まってきて自身のなじんできた言葉の再検討をはじめ、5・7・5の型に想いを込める訓練からはじめ、短詩の極としての俳句でありながら、俳句形式そのものを脱する試みを続けている。その永遠の見果てぬ夢を希求する刻々の表現を僕はきのこポエムと仮に名付けてみた。
夜の顔不思議な俳句会 第41回 速報 2014年1月30日(木)午後6時~8時00分 なんば OCAT 4F 参加者 浅井惇介 扇進次郎 小川仁美 奥村彪生 菊池享 上阪康昌(鳳陽) 出句のみ 坂出達典(酔水) 高畑明子(たか女) 高峯きみこ 吉田光夫 出席者13名、不在出句3名で第41回目が開催されました。 寒の水しづむ豆腐の白さかな 恭範 さいしょはグー寄ってははじけ寒雀 進次郎 職安に食関連の職探し食いつめた冬 進次郎佇めば墓地に風花沖光る 恭範
ねぎらいの言葉を受けて冬木立 酔水 煮凝りや「イイイ」「ウウウ」と義太夫節 享 図書館の窓いっぱいに受験の子 たか女 心の動くゆっくりと冬の雲 恭範 氷河期の時空漏れくる隙間風 惇介 老猫の見上げる目に負け抱きあやす 仁美 寒入日後ろに残しペダル踏む 恭範 和食学とは大根のいちょう切り 享 句を狩りに踏み入る詩境大枯野 惇介 大正昭和平成と父の終止符静雪の朝 恵子 元旦は妣に味見と祝の膳 恵子 わが家は丹波黒豆鬼をうつ 享 白梅や笑み浮かべおり女想ふ 彪生 食ひ過ぎて寝返りを打つ蒲団かな 恭範 細胞と未来を開く若き女 久雄 あれ食おかこれ食べよとて馬鹿を食ふ 彪生 知りません椿の花のひらくわけ白湯でもどうぞ 輝彦 月の日にキスもいいねと彼女云い 成利 このところ食べると眠い冬眠のクマ化する冬 きみ子 ◎すごいことになってきましたね。夜の顔不思議な俳句会◎ マダラ-ノフ 月1回の言葉遊びは「規則は破るためにある」の精神で臨んでください。この会場のスリルと興奮は、世代を超えて共感を呼ぶものですので、この会はやがて放っておいても注目を集めるものとなります。目下のこの会は、詩にはほど遠い世界ですが、モバイル文化でやせ細って骸骨化する言葉を身も心も備わった言葉に再構築していく試みの彼方に詩的世界を夢見て、どうぞ益々自由気ままに、ちょっぴり真実を滲ませながら、なんでもござれの作品で遊びまくりましょう。 次回日程・・・2014年 2/27(木)3/27(木)4/24(木)
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最終更新日
2014年02月04日 20時50分35秒
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