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カテゴリ:ヘテロソフィア・アート
アートマルシェ大阪の乙画廊で出会った小柳優衣さんとは、博物誌的な植物画の腐蝕銅版画・油彩作品を一覧して握手しただけで別れましたが、久々に素晴らしい素質をもった作家と直感いたしました。 その彼女が早々と近鉄阿倍野ハルカスのアート画廊で個展を開催するというので急ぎかけつけてきました。 アートマルシェ大阪では、ブースがホテルルームということもあって限定された作品のみの展示でしたが、ハルカスでの個展は、彼女の初心以来の作品群すべてを総覧できるもので、その優衣ワールドの可能性をお洒落に開示していました。なによりも、この若さでナチュラルということの本質をさらりと体得しているのに驚くことしきり。気がつけば個々の作品に食い入るように見入っている自分にもあらためて驚きました。 このアート展の案内カードに載せられている作品(写真)も単なる細密画ではなく、ひとひねりしたもので、よくよく見れば彼女の境涯作品となっていますが、この作家の持ち味は、もっと自由奔放に創作した作品にあるように思えます。これらのひとつひとつの創造世界が点晴を得たらもっと面白くなるだろうなという作品が会場には満ち溢れていました。 僕の理想とする「華があってしかもアート表現というものの本質をしっかりと掴まえている作品」が近作にはメジロ押しで思わず唸ってしまったことです。 今後の展開が気がかりな作家のひとりとして注目、『MOOKきのこ』のバックナンバーをすべて謹呈してきました。 近畿圏に在住ですので、いずれ、ムックきのこクラブの人達にも引き合わせたいと思っています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015年09月09日 23時08分54秒
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