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2019年06月02日
カテゴリ：ぼくの新しい仲間たち
 ウコンカギバ Tridrepana crocea カシやコナラ類を食草として成長するというウコン色のモスラくん。体長3-4.5cmと言うが、3cmほどの個体に出会った。カメラを向けて数コマ撮ると「もういいですか」というようにブルッと身震いして元気よく飛び立っていった。青空高く舞い上がるのを目で追いながら、あの色では鳥たちに狙われるだろうなと心配した。 おそらく今回は僕のための特別演技なのだろうと思い直した。 ちょっと悪いことをしたと反省。  シモフリスズメ Psilogramma increta アスファルトに擬態したかのように張り付いたモスラ。一目見てスズメガと判断。体長は11cmにもなると言われるが、本個体は10cm余り。 幼虫は、ゴマ科の植物を食べて大きくなるという。 頻繁に人や車の通行があるので、近くの安全な砂地に移送してあげた。 動きの乏しいのは風格というべきか、単に体重が重すぎるためか。移送してあげても「ええい、うっとおしいな」というように背中をちょっと盛り上げただけで、また瞑想の境地に立ち帰ったようでその環境を意識しない傍若無人ぶりは、短命であることを印象づけられた。 しかし、図鑑によると昼間はふてくされたような風体だが、夜になるとホバリングしつつ花から花へと蜜を吸いながら移動するという。だとすれば、僕はそんな元気モスラくんの睡眠の邪魔をしたことになる。すみません。 お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
最終更新日
2019年06月02日 18時34分30秒
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