1780094 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

夢みるきのこ

夢みるきのこ

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

2019年07月20日
XML
​​​​​​​​​​​​​​
​ ママさんとなってようやく子連れで復帰の京都のNさんが見つけた今年はじめての粘菌。幸先のよいスタート。
​クダホコリ ​​​Tubifera ferruginosa ​​​​
 ​変形菌としてはいまだ未熟体のもの。紫陽花に囲まれた朽ちた切株より発生していました。​

​チシオハツ Russula sanguinea​​​​
​ 血赤色のベニタケ。柄にほんのり紅をさすこともあり、ヒダも最初白色、やがてクリーム色に転じる。​

ケショウハツ ​​Russula violeipes ​​
 桃の実がころがっていると錯覚するようなベニタケ。カブトムシの匂いが決め手なのですが、雨に洗われているためニオイが今いち、さだかならず。小粒の種の多いベニタケの仲間の中では中型から大型に属し、それが菌輪をなして発生するのは圧巻だ。

ヒビワレシロハツ ​Russula alboareolata​​​
 クサハツかと思いつつ近づいてみると、傘の厚みがなんともほっそりとエレガントであるところから判断。見事な個体で晴天時には、通常柄もシワシワ、表皮はヒビワレしていることが多い。

ナガエノチャワンタケ Helvella macropus​​
 チャワンタケと思いつつ近づいてみるとちゃんと柄がありました。ノボリリュウタケの仲間。チャワンの上部全体からため息のように胞子を吐き出すさまはなんとも可憐である。

​​タマゴテングタケモドキ(アカハテングタケ) Amanita longistriata​​​
 典型的な種では、ツバがもっと指輪のようなリングを成すが、その面影は残しているので正体がバレてしまったようだ。ヒダ部分が紅色を帯びるところからアカハのテングタケとも呼ばれている。

シロイボカサタケ ​Rhodophyllus muraii f. albus​​​
​​ イッポンシメジのグループはいずれもすっきりしたいでたちで私たちを喜ばせてくれるが、この日はアカイボカサタケ R. quadoratusも見つけたのでキイボカサタケも見つかるのは時間の問題だろう。​​

テングタケ ​Amanita pantherina ​​​
 関西ではもっともポピュラーなテングタケは学名もパンサー(豹紋)のアマニタ。傘の上部の白い斑点は傘を覆っていたツボの破片が残ったもの。
白樺の下に発生する童話でお馴染みの傘が紅色のテングタケよりも幻覚成分は強いとされるが、多量に食べて死にかけた人もいるのでくれぐれもご用心。

​​ノウタケ Calvatia craniiformis​​​
 赤ん坊の頭ほどもあるホコリタケ。新鮮なものは割ると中が真っ白で食用にもなる。
頭部全体が胞子で成熟すると外皮が裂けて風に飛散し、柄だけが残る。

​​ヒメベニタケ Russula kansaiensis
 最大でも2cmにもみたない可憐なベニタケ。苔の間からよく顔をのぞかせている。

​​​ヤマドリタケモドキ Boletus reticulatus
 ヨーロッパではポルチーニきのことして珍重される食用キノコの代表格だが、似て非になるものとして和名にはモドキがつけられている。しかし、野山で普通に見かけられるものだけでも10種を下らないものをすべてヤマドリタケとしており、近年ドクヤマドリタケなども報告されはじめているので何でもかんでも口にいれるのだけは慎もう。

​​キヒダタケ ​Phylloporus bellus ​​ (写真上下とも)​​
  傘の表面はややビロード状を呈するが、成長するにともないヒダがバンザイをしはじめる。
  人によって中毒するというので用心したほうがよい。ヒダが管孔になりつつあるものやヒダと管孔がまじったものがあることから、かってはキシメジとイグチの中間種と言われたこともあった。



コテングタケモドキ ​​Amanita pseudoporphyria ​​​
  酷暑の夏でもきちんと正装して私たちを出迎えてくれるのがこの大型のテングタケだ。
 年間を通じて摩耶山系はテングタケの仲間が多いのできのこ観察の目を養うには好適地だ。


ヒナノヒガサ ​​Gerronema fibula ​​​
 傘の径数ミリの非常に小さなきのこで苔の間から顔をのぞかせている。傘の中央がへこむのが特徴で、ケコガサのグループやヌメリガサの仲間のミズゴケノハナとは容易に区別できる

シロコナカブリ ​Mycena osmundicola​​​
  ミセナ(Mycena)グループはもっとも女性的な美しいきのこであるが、この透明感こそが持ち味である。雨中での出会いで粉状でなく、柄の微毛も定かではないので、シロコナカブリと断定するのはためらわれたが、全身抜けるような純白の肌。針葉樹から発生していたこと。疎のヒダであることからまず間違いはなかろう。
  この日は、アワタケの仲間3種、ホコリタケ、ハナオチバタケの紅色種、コウジタケ、ツルタケ、ザラエノハラタケ、クサハツ、イタチタケなどが豊富にみられた。
​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2019年07月21日 10時41分03秒
コメント(0) | コメントを書く
[ラボ M (ラ・ボエーム)] カテゴリの最新記事



© Rakuten Group, Inc.
X