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カテゴリ:ムックきのこクラブ
傘持参で出かけた大阪府南端の河南町だったが、いつもの事ながら着いた頃には快晴。こちら方面はここ数日来、さほど降雨はなかったようで、地面は乾燥していた。 この風土記の丘は以前から行きたかったところだが、ようやく機が熟して出向くことができた。うれしいことに大手術を終えて益々元気になった橘さんと豊田夫妻が参加してくれ、聖徳太子の御導きだとその再会を互いに喜んだことである。この風土記の丘は百数十基の古墳が点在する丘をすべて公園としたもので博物館もとても開放的な良い感じのする施設であった。 こうした古墳群を辿りながらのきのこ探訪会となった。 キクバナイグチ Boletellus emodensis 古墳の羨道への石組みの間からは、赤タイプの美形のキクバナイグチが顔をのぞかせていたのもこの地ならではの情景でしょう。 近くのさくら並木では、害虫として近年有名になった外来種 クビアカツヤカミキリAromia bungiiがフラス(食くずと糞)のおびただしい根株でむつみ合っていました。ちょうど繁殖期です。可愛そうだけど殺しました。 また、この丘はタマムシの宝庫で、橘さんが追い始めたので、我々もしばし昆虫採集に興じ、雌雄ひとつがいとオスをもう一匹、素手で採って少年期にもどりました。 ここで特記すべききのこは久々に出会ったキアミアシイグチでしょう。 Boletus ornatipes パッと見にはミドリニガイグチのように見えますが、露光をオーバー気味にしてみますと、やはり老たけたとはいってもアミタイツは隠せません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021年07月13日 17時13分58秒
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