|
カテゴリ:川西きのこクラブ
森の中で比較的見つけやすいきのこの色に黄色がある。その代表格のきのこが黄色猪口だ。イグチとは、傘の裏がスポンジ状で猪や豚の口のように傘のへりがまくれあがるものを総称した名称だ。 キイロイグチ Pulveroboletus ravenelli 夏から秋アカマツ、コナラ林などに発生するレモン色のきのこ。しかし、傘はゆっくりと褐色がかり次第に風景に溶け込んでいく。多少全体に粘性があり、しかも粉粉した物質で覆われるので毒きのこめくが、れっきとした食用菌である。ひっくり返すと胞子が成熟するまで傘の裏を覆っていた被膜(私は処女膜と呼んでいるが)が柄にツバとなり残っているので同定は素人でも見分ける事ができる。肉は触れるとゆっくり青変する。 ハナガサイグチ Pulveroboletus auriflameneus こちらも夏から秋アカマツ、͡コナラ、シイ林でお見受けするイグチだが、この写真は見つけた当初倒木や落ち枝から発生する小型のダイダイガサかと思ったくらい可憐な大きさだった。がしかし、れっきとしたイグチくんだった。こちらは青変性はない。 青変性をはじめ触れると変色するのがきのこの場合、特に同定の決め手となることが多いのであえて書いている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021年09月28日 08時53分14秒
コメント(0) | コメントを書く
[川西きのこクラブ] カテゴリの最新記事
|