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カテゴリ:きのこ目の日本史
世界に3百種あるアザミのその1/3が日本列島にあると言われます。ナナマツの森で見かけたアザミは秋によく見かける吉野アザミだそうです。 秋の野に出ると万葉集初期を飾る額田王のことがしきりに思い出されます。額田王は、白村江の闘いに大敗した王権の目が半島への野心を木っ端みじんに砕かれその目を内へとそそぎはじめた天智・天武朝に生き、大和言葉を和歌によって深め磨きあげた類いまれな言語能力を持った女性でした。この近鉄枚岡駅の隣にある額田という駅名(地名)にちなむと思われる額田にずっとこだわってきましたが、近年考古資料や文献解釈も格段に進み、徐々にその額田の意味が明らかになってきました。東近江の蒲生野を望む雪野山の旅を終えるとこの女性の存在はますます重要に思えてきました。いよいよ「月のしずく」36号ではそのことに触れてみたいと思っています。 この10月は公私ともども超忙しい日々となりそうです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021年10月03日 21時56分57秒
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