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カテゴリ:ネトゲ未亡人あるいは廃人のヨメ生活。
なんで私は、あのときもっとムスコを守ってやれなかったのだろう。
なんで私は、あのとき、ダンナを傷つけなかったのだろう。 殴ってもよかった、蹴ってもよかった。 何かでぶん殴って、無理やりムスコから離せばよかった。 なんで私は、あのとき、もっとダンナを責めなかったのだろう。 なんであのとき… あれから、ずっとずっと 思っている。 ムスコの傷は、少しずつ癒えて、 首を絞められた痕も、ほとんどわからなくなったし、 恐らく明日は、右手の2箇所とも、抜糸出来るだろう。 利き手を使えない一週間。 大好きなキャッチボールも出来ず、 受験勉強も苦労し、 内申点に関わる金曜のテストは、 5教科すべて、左手で解いた。 脳が疲れて、問題をこなすのがやっとだったらしい。 ムスコは明るく、ユーモアにしながら、怪我を話すことがあるけれど。 バツが悪そうにムスコを無視するダンナに、 声をかけてやるムスコ。 赦すというまでは行ってないかも知れないが、 私には到底無理な話だ。 いつもいつも罵倒されていると、 恐怖心が芽生える。 これを言えば、必ず機嫌を崩すだろうな… また責められて、バカで陰険な母親だと言われるだろうな… 土下座をして謝っても、 被害者面しやがって!と言い放たれるんだろうな… と、防御する気持ちが働き、 あのとき、それを振り払うことが出来なかった自分を悔やむ。 ムスコが例え、笑い話にしたとしても、 あのとき、首を絞められ、苦しそうにゆがむムスコの顔を忘れられない。 たとえはずみとは言え、首を絞めて押し付けられたガラスで手に怪我を負った瞬間を。 どうしてあのとき、やらなかったんだろう。 お金があれば。 実家に帰ることが出来れば。 舅姑と同居なんてしていなければ。 ムスメは、家族でいることが大好きで、 今回のことでギクシャクした家族を、 なんとか盛り上げようと、健気に奮闘している。 ゆっくりでも、元に戻るのだろうか。 私だけが、置いていかれるのだろうか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2016年09月05日 01時18分04秒
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