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カテゴリ:ネトゲ未亡人あるいは廃人のヨメ生活。
あれから10日ほど経った。
ケンタの右手は抜糸が終わったというものの、 7針縫ったところは、血行が悪く、治りが良くないらしい。 加えて、ひどい打撲もまだ治っていない。 毎日 消毒とガーゼ交換に通っている。 ケンタの方から会話を始めた感じで、 ケンタとダンナはぎこちないながら、 交流を再開している。 私だったら、絶対に許さない。 右手を見るたびに、思い出すだろう。 10年前、罵倒され続けて土下座をして誤り、 自分が情けなくなって、衝動的に切りつけた左手の傷。 未だに、これを見るたびに、あの情けなさ、 恐怖、すべてが無になった自分を思い出す。 今だって、あのときの、クビを絞められて歪んだケンタの顔や、 たくさんの血痕、割れたガラスの場面がすぐに浮かぶのに、 ケンタはなぜ ダンナと会話できるのだろう。 受験生という大事な時期に、受けられなかった模試。 内申点に関わるテストを、利き腕でない左手で受けなければ ならなかったこと…。 私なら、顔も見たくないと思うのだか。 「ケンタがいつまでも黙ってても、 みんな居心地悪いやろ。」 という中3のムスコを、尊敬する。 ユッキーはユッキーで、いまの大変な状況を感じ取って、 みんなに気を使った様子で話しかける。 私たち 親というものは、子供に赦してもらいなが、 歳をとっていくものかもしれない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2016年09月07日 20時37分22秒
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