まーどれ　そりてーら

　まずはお決まりの売り上げ報告。
９３ドルでした。ランチは５３食。まずまずといったところですか。。。

　MENU DEL DIA
SOPA DE VERDE
CANERONI　CON　ESPINACA 　CREMA BRANCA

スープはコスタの料理で、チーズと牛乳をベースに、グレーンバナナを削ったものが身として入っています。最後に卵をかき玉の要領で加えます。
カネロニの中のひき肉には隠し味でカレーと鷹の爪。
そしてほうれん草を加え、ホワイトソースをかけパルメザンチーズでしめています。驚き！私はオーブンで焼いてぱりぱりにするんだと思ってましたが、彼女たちはこんなに固いのはカネロニじゃないといって、ただ電子レンジで暖めて出してました。そー言うもんですかね？？？

クレームと言うか、手前勝手なりクエストを貰いましたけど、内容は、「今私たち（お客様全体を指してるらしい）は健康のために、玄米を食べることにしているんだけど、貴方の店もお米は玄米にすべきよ！」こうです。
玄米。（スペ語なんで正確には玄米じゃないかもです）
これは無理な注文です。
高い。
量が増えない（調理後の嵩）
手間が掛かる。
採算からも効率からも、そして全体のニーズからも少し遠いと思っています。
一応考えますと答えましたが、明日は残念ながら難しいですと伝えなければいけないと思っています。
お手伝いのマリアと、「うちは味の点では５星ホテルなみだけど、値段は場末のホテルより安いよね～。。。」難しい。


　その昔、私の上司が、私の仕事振りを見ながらこう言いました。
「森を見ろ！○○！（私の苗字）」

　あまりにも昔のことで、このときの上司が何を言いたかったのか、正確に再現できないんですけど、私の中でこの言葉は、今こう解釈されています。

　ついつい人の粗探をしたり、目標を見失った行動をしがちになります。この行動は、細部にこだわるあまり、目標である全体像を歪めがちです。枝葉を見るんじゃなく、森全体を感じられるスケールを持ちなさいと言ってくれたんだと思ってます。
　
　日々の売り上げに一喜一憂するんじゃなく、自分がいいと思える店作りができているかをポイントに、経営者は行動すべきなんですよね。

　まだまだ改革は、続けなければいけませんね～

　商いは飽きがない。

　これも大好きだったお客様の大金持ちの社長様が、私がエクに旅立つとき贈ってくれた言葉です。

　どこまでも続く道ですが、休まず力まず一歩一歩前に進むべく明日に望みます。