Madre Bonita DAY 2012 開催いたしました★
こんにちは!マドレボニータ事務局 ファンドレイジング担当の太田智子です。残暑が厳しかった東京も、ようやく秋めいてきましたね。そんな「ちょっともう半袖はきびしいなあ…」というような気候だった9月22日、マドレボニータNPO法人化5周年記念イベント「Madre Bonita DAY 2012」が開催されました。「知る、語る、つながる」がテーマのこのイベント、まさにマドレボニータをさらに知っていただき、感じたことや聴きたいことを発信してもらい、参加者同士が今後もつながっていけるような会にしたいなあと思って企画しました。当日は、・最近マドレボニータを知りました・産後クラスには通っていた(通っている)けど、 団体としての「マドレボニータ」のことはまだあまり知らないかも…・ワーキングマザーサロンに参加して、マドレボニータにも興味をもちました…というかたがご参加くださいました。会場は六本木にの東京ミッドタウン内の「d-labo コミュニケーションスペース」。知的好奇心が刺激される空間です(通常は解放されています。またd-laboさん主催のイベントもとても興味深いものばかりなので、ぜひホームページをご覧ください)。このd-laboさんを運営されている株式会社スルガ銀行さまが、マドレボニータへのご支援として、この素敵な場所を無償でご提供くださることになり、この会が実現しました。イベントの前後で六本木でのちょっとおしゃれな食事やお茶、お買い物などを楽しまれた方もいらっしゃるみたいですね。67名ものご参加者が集まったこのチャリティイベントの寄付金額のご報告は、この記事の最後で!オープニングはマドレのイベントでは恒例となったラップ!今日もマドレストア店長の中野陽太が歓迎の気持ちをこめました。また、クラス同様、生後210日以内の赤ちゃんは同伴OK。会場には赤ちゃんを寝かせられるマットとバランスボールも用意しました。赤ちゃんに呼ばれたらさっとこたえて抱っこしたり、ボールで弾んだり・・・。☆さて、3部構成で進行した当日の様子をご紹介します。第1部「”パラダイムシフトが起こった(目からウロコがおちた)”と評判の…代表吉岡マコが語る”運動(ムーブメント)”としてのマドレボニータ」。代表の吉岡マコが、「産後のボディケア&フィットネス教室」の紹介から、日本の「妊娠、出産、産後」にまつわるパラドックスについて、それに対してマドレボニータが実現していきたいことを語りました。この話、もともとは、ある組織の新人研修で吉岡が行ったプレゼンが元になっています。その研修の際に、リアルな産後の女性の声も届けたいと、産後クラスOGにも同席いただいたのです。すると、クラスを経験したOGでも「こうした切り口で産後ケアをとらえたことはなかったので新鮮!」と評判で、今回のイベントを企画するきっかけとなりました。しかし!「代表のいい話きいた〜」で終わらせないのがマドレボニータ、本日のゲスト、有名敏腕マーケター岡本佳美さん(株式会社アム代表取締役/NPO法人フローレンス理事)が颯爽と登壇し、今の吉岡のプレゼンを講評。「もっとこうした方がいいところも…」という指摘を多数いただきました。参加者のみなさんにとっては自分が何かのプレゼンをするときにも参考になる話が次々出てきて、メモを取る顔が真剣!第2部「岡本佳美さんと吉岡マコのトークセッション私の”マドレ式産後”と”母となってはたらく”」。まずは佳美さんにご自身の1年半前の産褥期と復職後のはたらき方や意識の変化について、プレゼンテーションをしていただきました。臨月に震災を経験した佳美さん。震災直後の混乱期に遠方から親や親戚に来てもらって産褥期を助けてもらうのは難しいと判断し、マドレ式の産褥ヘルプを実践されることになったそうです。↑マドレ式産褥ヘルプについてはマドレブックス『産褥記2』に詳しく書かれています!佳美さんもまさにこの本片手に準備されたとのことみなさんがヘルプしてくれるのを見て本当にありがたいと感じた佳美さん、「これは徹底的に休まなければ!」と「がんばって休んだ」そうです。「産後の養生」に対するその徹底したスタンスは、ヘルプメンバーだった吉岡も絶賛。↑本当に、これが難しいけれど、産後の心身の回復には欠かせないことなのです!第2部の後半は吉岡も加わりトークセッションとなりました。自分が感じた辛さや理不尽さ(例えば産後なら「こんなの聞いてなかった!」という辛さや孤独感、行政からのサポートが全く欠落していることなど)を「自分ゴト」に留めて忘れてしまうのではなく…半径5メートルの自主的な社会変革に踏み出す、ということが新しい社会との関わり方なのではないかという話。さらに、もっとダイナミックに変化を起こしていくために、その社会的な課題に取り組む団体(例えば産後ケアならそれがマドレボニータ)を支援するという方法もあるという「発展型」についても話は及びました。第2部の後の休憩タイムでは出張マドレストアもオープン!陽太店長とミチコ店員が名売り子振りを発揮です。最後は第3部「みんなで考えよう『私が日本の産後ケアのためにできること』」当初ワールドカフェを予定していましたが、予想以上のご参加申込をいただいたので、「分科会形式」に変更。9つのテーマに分かれ、そのテーマに関わりのあるスタッフ、インストラクター、会員さんが語ったり、自由に質問したり、議論したり…。どのグループもとても盛り上がり、「もっと話したかった!時間が足りないくらいだった」「他のグループの話も聞いてみたかった」と大変好評をいただきました。これからもこういう場をつくっていこう、との思いをあらたにしながら、大盛況の中幕を閉じました!***さて、今回はチャリティイベントでして、参加費から経費を除いた額を「マドレ基金」への寄付として頂戴したのですが、それ以外にイベントの最後に任意の寄付をお願いしておりました。お配りした封筒がこちら!寄付金の使い道を5つ設け、特にこの活動を支持したい!託したい!というものを選んでいただけるようにK.U.F.U.しました。では、その寄付合計額を発表します★参加費(経費除いた額)…48,603円こちらはマドレ基金への寄付とさせていただきます。加えて、お帰りの際に封筒に入れていただいた寄付…84,100円使い道別の内訳は基金(受講料) 31,400円基金(広報活動) 12,000円産後白書英訳版 7,100円産後ケアリーフレット 10,200円運営全体(指定なし含む) 23,400円 です。本当にたくさんのご寄付をちょうだいし、ありがとうございました。大切に使わせていただきます。また、当日はTwitter中継(@madrebonita)を万全の2人体制で行いました。渾身のTwitter中継をまとめたものは、こちらからご覧いただけます。また、ご参加者やTwitter中継をご覧になった方、参加できないけれど関心を持ってくださっていた方々の声やご感想のまとめは、こちらからご覧ください。なお、今からでもTwitterやFacebook、ご自身のブログなどで、感じられたことを発信いただければと思います!その際、Twitterの場合はハッシュタグ「#MBday2012」を付けて頂ければ幸いです!今回の速報に続き、いくつかの分科会の様子や、当日いただいたアンケートからのご紹介は、後日またブログにアップさせていただきますので、お楽しみに。最後に今回のスタッフ集合写真(全員ではありませんが)です★すべて終了後のスタッフミーティングの様子。当日ボランティアとしてお手伝いくださった会員さんにも、心からの感謝を申し上げます!(文責:太田智子)