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文庫本を読んでいて、ふと手がとまった。
海原に浮かぶ三宅島、天保年間の破廉恥罪の流刑地。 八丈島は政治犯の流刑地。 あれ?江戸からはどれくらい距離が離れているのだろう? 急いで地図帳を開いてみた。 地図帳には海嶺の地形も描かれていた。すると・・・・ 海に浮かぶ島々は長い海底山脈のほんの海面に頭を 出した一部分。なるほど解ってはいた。 しかし強い固定観念から日本列島からは遠く離れて いると感じていた事に気付いた。 列島と連なっているじゃないか、海面がもし二三百メートル 低かったらと想像してみた。 また逆に海面が二三百メートル高ければと想像してみた。 想像の翼ははためき今とは違った風景を浮かびあがらせていた。 頭の中を紺色の黒潮がとうとうと流れていくのが湧きあがって くる。 そんな時、またもや妄想が・・・そして私は一匹のウナギとなって 海嶺にそって南の深い海溝へと泳いでいたのであった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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