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愛媛大学交響楽団さんの本番の次の日、
午前中の便で松山から羽田に戻り、 その足で、翌日に控えた本番のためのリハーサルへと向かいました。 夕方にリハーサルが終わり、20キロ超の“でかリモワ”などを連れて、 自宅の最寄り駅までの乗り換えが一番少なくて済むルートを選んで、東京駅へ。 駅構内の店舗で、衣装の中に着るシャツを購入しました。 モバイルSuicaを使い、ケータイでピッとお支払い。 買った品物をカバンの中にしまって、少し歩いたところにある時刻表を見に行きました。 時間を確認しようと、ポケットの中のケータイを取り出そうとすると、 「・・・あれ・・・?・・・ない・・・」 ケータイがありません。。。 記憶をたどると、 品物をしまうときに、でかリモワの上にケータイを置いたような感覚がありましたが、 でかリモワの上には、ケータイの姿はもうありませんでした。。。 「ヤバい。。。」 歩いてきたルートを急いで戻り、辺りを見回しますが、落ちてもいません。 お店のレジの方に、「ケータイの落し物は届けられてませんか?」と聞くと、 「ケータイですか?いまのところ届けられてないと思いますが、確認しますので少々お待ちください」 担当の方が来て、「もし見つかったらすぐにご連絡致しますので」と言ってくださり、 自宅の連絡先とケータイの特徴などをお伝えして、 今度は、一番近くにあった改札口へ行って、駅員さんに聞きました。 「ケータイは届いてないね~」 公衆電話のある場所を聞いて、八重洲地下街へ。 ひとまず、自分のケータイを鳴らします。 呼び出しはしますが、誰も出ません。。。 自宅などに電話して、NTTドコモの緊急ダイヤルの番号を聞いて、 通話機能の停止、そして“おさいふケータイ”などIC機能の停止の手続きをしました。 ここまでの間、こうして文字にすると大したことしてない感じがしますが、 焦りや苛立ちで、一気に老け込んだかと思うほど、長く感じました。。。 東京駅には、JR東海とJR東日本の2つの忘れ物取扱い所があり、 在来線の東京駅構内の場合は、JR東日本になるそうで、 その場所を駅員さんに聞くと、まるで反対側。。。 いまいるのは八重洲南口で、JR東日本お忘れ物取扱い所は、北口です。 しかも夜8時で窓口が閉まってしまうというのです。。。 あと20分ほど。。。 大荷物を抱えながら、人ごみを掻き分けて、急いでお忘れ物取扱い所へ。 北口まで来て、“キッチンストリート”という飲食店街の奥まったところに、 小ぢんまりとした窓口がありました。 窓口の手前の机にある用紙に、場所や時間、遺失物の特徴などを記入して、 係りの方に渡します。 係りの方はとても落ち着いた様子で、ケータイの機種やストラップのことなどをチェック。 パソコンで検索してくださいました。 すると!!! 「ん~・・・紫色のケータイなら届いてるんだけど」 あぁ、紫かぁ。。。 僕のは青色なので、「たぶん違いますね。。。」とガッカリしていると、 「でも“OKINAWA”ってストラップは付いてるんだよね」と、係りの方! 「ホントですか?!」 「うん、機種も同じだし」 「えっ!それ、確認できますか??」 通常であれば、もうすぐこの窓口に遺失物が集まってくる時間だそうで、 とりあえず、そのケータイが届けられた改札へ連絡をとってくださいました。 「じゃあ今からそっちに行ってもらうから」と係りの方が電話で話しています。 場所を聞くと、“丸の内南口改札”。 これまた対角線的に離れた場所です。 再び大荷物を抱えながら、人ごみを掻き分けて、急いで丸の内南口改札へ。 「すみ、ません、、さっき、忘れ物の、件で、窓口から、、、」 息も絶え絶えに伝えると、「あ、コレですね~」と駅員さん。 !!!!!!!!! あったーーーーー!!! これです!!! 僕のです!!! 身分証明して、書類に記入して、 なくしたケータイが、無事に戻ってきました!!! 駅構内の公衆電話から、先ほど停止手続きした各機能を復活する手続きをして、 その場で“でかリモワ”に腰掛けながら、グッタリ、ヘトヘト。。。 しばらく動けませんでした。 ふと我に返って、これを届けてくださったご親切な方がいたことに大感謝。 東京駅という、たくさんの人々が通過する場所で、 心優しい方に拾っていただけたこと、本当にうれしく思います。 ありがとうございました! 帰り道の途中にあるスタート地点、 シャツを買ったお店に寄って、無事にケータイが見つかったことを報告。 電車の中でボロ雑巾のように眠りながら、帰りました。。。 夜10時すぎに帰宅し、晩ご飯を食べて、 明日も本番だけど、準備は朝起きてからにして、 荷解きもせずにベッドに転がり込みました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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