2015/01/27(火)11:23
天国の門
マイケル・チミノ監督の1981年の作品。
舞台は19世紀末のワイオミングで、東ヨーロッパからの移民とアメリカ人の争いを描いた作品である。
題材は興味があり、撮影には大変費用がかかっていることが感じられる。群衆シーンは壮大であり、アメリカの風景も美しい。特に雲が素晴らしく綺麗だった。
しかし、ストーリーはいい加減である。3時間40分の長尺だが物語は分かりにくく、主演であるクリス・クリストファーソンとクリストファー・ウォーケンの関係も不明である。西部劇のような銃撃戦は不自然であり、見どころは残酷なレイプや殺人シーンとなる。
チミノ監督としては「ディアハンター」に続く作品だが、「ディアハンター」には遠く及ばない感じがした。