2015/04/13(月)12:46
バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)
アレハンドロ・G・イニャリトゥ監督の2014年の作品。
俳優マイケル・キートンとエドワード・ノートンの生活を描いたストーリーである。
今年のアカデミー賞で、作品賞、監督賞、脚本賞、撮影賞を受賞し、傑作とされている。
まず気になるのが、ワンカットで何分も繋がっているカメラワークだ。手持ちカメラのようだが手振れはなく、縦横無尽にカメラ位置が動いて、切れずに連続して撮影されている。また、マイケル・キートンが空を飛んで群衆のなかに着地するシーンがあるのだが、違和感が全く感じられず大変見事だ。
そういう訳で、撮影技術の視点で見ると、大変ユニークであり驚くべき高級テクニックだと思う。
しかし、ストーリーは単なる日常会話を話しているだけなので、全く面白味はない。
私は、映画にストーリーを求めるので、私にはつまらない作品だった。