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raskiのマジックとミステリの部屋

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カードマジックの本その3


"101 clever card tricks" Cara Frost-Sharratt
セルフワーキングトリックから技法を使ったマジックまで解説しているカードマジックの本です。技法としては、フォールスシャフル、コントロール、ダブルリフト、パームを解説しています。

 最初の章では、技法を使わないマジックを紹介しています。特筆すべき事項はありません。

 次の章では、技法を使用した難易度の高いマジックを紹介しています。ダブルリフトを使用したカードの変化や、カードの移動などが解説されています。

 その次はメンタルマジック、数理マジックです。トリックの選定は非常にいいのですが、惜しいかな、演出がイマイチです。せりふの例もないし、あまり見せ方にも気を配ってないような気がします。でもトリックはいいです。せりふ等は自分で考えてみることになります。これもマジックの楽しみの一つだと、前向きに考えておきましょう。

The Card calendar・・・・一年は52週間ですなどといいながらカードを配って、最後にカードを当てます。せっかくですから、せりふを工夫して盛り上げてください。

Three stragglers・・・・・・観客は3枚カードを選びます。何枚かカードをどんどん捨てていき、最後にその3枚が残ります。3枚コントロールできてしまうなんてなんだかすごいですね。

Text prediction・・・・携帯電話を使って予言します。実は工夫のし甲斐があります。

Matching pairs・・・・・・ジェイコブ・デイリー博士の「ペアの逆説」を即席で行ったようなマジックです。本当に通用するかは(あまりに大胆なので)やってみないとなんともいえません。

 決して悪いテキストというわけではありません。せりふや演出は、各自で読みながら想像・研究してみてください。きっとそのプロセスも楽しめると思います。


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