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テーマ:マジック・手品について(477)
カテゴリ:マジックその他
マジックの世界には、「サーストンの3原則」という有名な原則があります。ハワード・サーストンというステージマジシャンの名を冠する、マジックを演じるに当たっての原則です。はじめに現象を言わない、同じことを繰り返さない、たね明かしをしない、というものです。
では、「ホフマンの3原則」はご存知でしょうか?ご存じないって?心配ありません。そういう名前のものは存在しませんから。私が勝手に名づけただけです。彼の"Tricks with cards"に、マジックをするにあたって考えねばならない3つの原則が述べられています。 1つめ「演じる前にその奇術の正確な性質を明かすな」これは「サーストンの3原則」と、いわんとしていることは同じです。種がばれやすくなるというほかに、もし言ってしまうと、失敗したときに臨機応変の対応ができなくなるからともあります。なかなかの卓見です。 2つ目は「同じ人の前で、同じトリックは、同一の方法によって繰り返されるべきではない」「サーストンの3原則」の2番目と同じです。理由は同じようなものでしょう。 これだけでは「サーストンの3原則」と同じですね。ところが、3番目はだいぶ異なっています。では3番目の原則を紹介しましょう。 「技法を身につけるように、厳格に決心せよ」!「サーストン・・・」とは違っています。「小学校の子供のトリックに技法を加えれば驚くべきマジックになる」とのこと。さすがは技法を重んじたプロフェッサーだけのことはあります。(それでも、この本において技法を使わないものや、トリックカードを紹介したことはさらにさすがだと個人的にはいいたいです) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.01.18 23:01:32
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