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テーマ:ミステリはお好き?(1485)
カテゴリ:ミステリ
『幽霊狩人カーナッキの事件簿』を読み終えました。「幽霊狩人」という名前のとおり、怪奇事件を扱う作品です。なぞの豚が現れる話や、馬の呪いの話、怪しい口笛の話などいろいろな怪異を扱います。
注目すべきは、必ずしもすべてが霊現象ではないということです。いくつかの作品は人為的な現象であったという結末を持っていることもあります。そのトリックそのものは驚くべきもの、というわけではないかもしれません。しかし、幽霊だと思っていたのに、人の仕業だったというひっくり返される感じは面白いものです。ああ、そうくるのね、って。また、さらにひねられた結末のものもあります。 幽霊狩人なのに幽霊におびえているところがあるのも少しほほえましいところです。 ちなみにカーナッキの話を聞く人物の中にドジスンという人がいます。作者ホジスンによるものなのか、それともドジなワトスン(そんなはずはない)なのかなどと思ってしまいました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.04.20 13:03:37
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