マジックを見てもらいました
今日1つですが、友達にカードマジックを見てもらいました。名前は、と聞かれても困ります。正式な名前は無いように思います。ここでは、「現れる予言トリック」と仮に名づけておきましょう。このトリックそのものは前に解説したことがあります。今回は演じたままを書きます。 場所:テーブルの前、テーブルの上にさりげなくお皿と、水の入ったコップがおいてある。準備はカードと、予言を書いた?紙。 演者はコップの水を少しの飲みます。それから、紙を折りたたんで観客のポケットに入れておいてもらいます。演者はカードをシャフルします。観客はそこから1枚選びます。(せりふは改変あり)演者「そのカードはすでに予言されています。ポケットから紙を取り出してください」観客「紙には何も書いてないようですが」演者「そんな馬鹿な」(ここでは本当にうろたえて見せること)観客「いや、本当に書いてないですよ」演者「ごめんなさい、間違えたみたいです。失敗は水に流しましょう」 演者はおもむろに紙を皿らの上に置き、そこにコップの水を流します。すると紙に予言が浮かび上がってきます。それは観客の選んだカードを当てています。 準備していないとできないことが弱点といえば弱点。受けはよかったですが、奇妙な薬品を使用していると警戒心を抱かせないように注意してください。コップの水を飲むのはその伏線です。 私の知る限りの参考文献をいくつか挙げます。 Codes ,Siphers and Secret Writing Martin Gardner,Dover pubns,1984.(1972年のものの再版). 『マーチン・ガードナーの暗号で遊ぶ本 』(上田 克之 他訳)自然社、1980.(上記文献の邦訳)。 Smart Science Tricks, Martin Gardner, sterling pubns,2004. ちなみにですが、両方とも読んで楽しい文献です。前者はいろいろな、遊べる暗号を、後者は簡単な科学手品をそれぞれ紹介しています。