赤い目のドラゴン

暑い日になった。
こんな日にトランポリンはしんどい。
それでもひまわりの子どもたちは熱心だった。
知的障碍とは何ぞやと思う。
ゆっくりときちんと見守りつつ、教えていけばいいだけだ。
それよりも雑に育てられた障碍を持たない子のほうが始末が悪いんじゃないかな。

Ｒ太君はバッチテスト5級の演技を完成させた。
約半年かかった。
でも彼は人がやっているところを見ていて、イメージトレーニングを欠かさない。
その積み重ねが実を結んだ。
とても我慢強く、私も見習わなければならない。
ちゃんと話を聞き、それをやろうとする気持ちができるに通じているのだ。
後はしっかりと踏んで演技をすればいいだけ。
彼は努力の人だ。
もう一人のＲ君は慎重な性格
この子も慌ててはいけない。
ダウン症だから、首への負担も考えてやっていかなくちゃいけない。
慌てず、３つの動作がつながった。
Ａちゃんは一年生
一見、普通の子に見えるけど、実は支援級にいる。
この子も動作が覚えられたんだけど、飛びながらができない。
飛ぶことと演技することが別になってしまっている。
でも悔し泣きをする姿を見ているとＡちゃんもきっとできるようになる。
なんだか積み重ねが形になりつつある雰囲気がいい。
でもここが完成じゃない。
さらに上に伸びていけれるように応援しなくちゃ。
人間の成長する力はすごいな。