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過去ログ

WE LOVE マリーンズ(過去ログ)


私、マグナム小林は自他ともに認める芸能界一のマリーンズファン。昨年は球場外におけるパフォーマンスにも参加しました。千葉という所は全国でも有数の野球どころ。私も高校まで野球をやっていました。そんな野球どころにもかかわらず、千葉を本拠地にする球団がなく、長年寂しい思いしてきました。'92、マリーンズが千葉に来てくれた時には本当に嬉しかったです。私が小さい頃は千葉に球団が来るなんて夢のまた夢だと思ってましたから。
以来、一度しかAクラスに来たことのない弱いチームでも一生懸命応援しています。昨年のプロ野球再編問題には本当に気を揉みました。ダイエーと合併したら福岡に行くのではないかと。改めて、千葉にチームがあることの有り難さを認識させられる出来事でした。マリンスタジアムは近くに団地があるため、日本一、少年ファンの多い球場です。自転車に乗った子供たちが目をキラキラさせて来る光景を見ると、マリーンズが千葉にあって良かったと思います。日本一と言われる応援団もいます。屋根がないから風もあるし、花火も見られます。今年はみんなでマリンスタジアムに足を運びましょう。


オープン戦も進んできました。相変わらずの貧打ですが、沢井、渡辺正、大塚、諸積といった中堅が頑張ってます。投手陣の仕上がりが遅いのは不安ですが、清水、渡辺俊は大丈夫そうですね。この辺で私の希望的観測の予想オーダーを出してみましょう。
1番セカンド西岡。やはり彼の足は魅力。打力にもう少し磨きを。2番ショート小坂。今年は調子良さそう。足、守備はメジャー級。3番ファースト福浦、4番センター、べニー、5番ライト、パスクチ。3、4番は不動。パスクチが鍵を握るでしょう。6番DH沢井。私の注目株。第二の赤ゴジラになる可能性大。7番サード今江。もうクリーンアップを打つ打力あり。8番キャッチャー橋本。リード、肩、打力とも里崎より上。9番レフト大松。期待の新人。長打力あり。投手は先発に清水、渡辺、小野、セラフィニ、久保、手嶋。小林宏の調整が遅れてるだけに、ここは江夏氏も推奨の新人二人に期待。中継ぎに薮田、山崎、加藤、山北。藤田、川井が今一つだけに加藤、山北に期待。そして抑えには小林雅。投手陣はこの男の右腕にかかってる。黒木、小宮山のべテランに内、浅間、三島、成瀬と若手も揃ってる。投手は楽しみ。


さあ、まもなく開幕。前回は希望的観測の予想オーダーでしたが、今回は、私が思う、今考え得るべストメンバーを出してみたいと思います。
1番ショート小坂。今年は打撃好調。機動力野球のキーマン。
2番セカンド堀。西岡と言いたいところですが、打力、つなぎはべテランに一日の長あり。
3番ファースト福浦。不動の3番。毎年不調の4、5月に期待。
4番レフト、べニー。最強の4番。福浦同様、4月からの全開に期待。
5番センター、パスクチ。鍵を握る男。第二のべニーか、第二のインカビリアかで、チームの命運が決まる。
6番DHフランコ。現状では李より上。危なっかしい守りがなくなれば期待大。
7番レフト井上。一番若手に出てきて欲しいところだが、現状ではべテランに頼るしかない。
8番サード今江。本当ならもっと上位を打って欲しいが。
9番キャッチャー橋本。リード、肩、打撃で里崎より上。定着を望む。
この打線、生かすも殺すもバスクチ次第。あとは一番の出塁率。西岡や李、新人の竹原、大松など出てきて欲しい選手が出てくるとさらに活気ある打線になるでしょう。あとは、ここ一番の代打初芝、代走代田に期待。
投手陣は先発は清水、渡辺俊、小林宏の三本柱が例年になく順調。先発で三本しっかりしてるのは、12球団でもマリーンズだけ。あとは小野、セラフィニが確定的。あと一人は加藤になりそうですが、私は久保を推します。山北あたりも先発させたら面白いかも。中継ぎは山崎、薮田、藤田、山北は確定か。それに神田あたりが加わってくるでしょう。抑えは、もちろん小林雅。昨年は不調でかなり足を引っ張った。投手陣の命運を握るのはこの人しかないです。投手陣で期待は久保と山北。久保は最近のマリーンズの新人では一番。何度も言うが中継ぎではもったいないです。ぜひ先発に。昨年、藤田が不調なために苦労した左の中継ぎには中日から来た山北に期待したいです。黒木も今年は昨年以上になって遅くとも6月には戻ってくるだろう。新人手嶋、成瀬、内、三島、浅間のうち一人は出てきて欲しいです。小宮山もまだまだ活躍するでしょう。投手陣はかなりやってくれるでしょう。鍵を握るのはやはり、パスクチと小林雅でしょう。この二人がしっかりしてくれればかなりいけるでしょう。


マリーンズ、絶好調ですね。好調の要因はいろいろとあると思いますが、私はチーム内の競争だと思います。選手のモチべーションを高めるには、お金よりもライバルの存在です。去年までのロッテにはそれがありませんでした。
今年は投手陣でいえば、まず久保と手島の加入で他の投手は刺激を受けたでしょう。今まであれだけの新人をとったことがなかったですから。それに山北の移籍。あれで藤田が甦りました。
攻撃陣では、パスクチの加入で李、フランコの尻に火が着きました。そして、大松、竹原が入って大塚が生き返りました。捕手も内野も福浦以外は皆、競争です。競争がいい緊張を産みます。その証拠に今年のキャンプでは、ほとんど怪我人が出ませんでした。そういうチームは強いです。
選手は頑張ってますから、ファンももっと球場に行って応援しましょう!


5/3~5の楽天戦は千葉にマリーンズが来て以来初めて、お客さんが入り切れないという事態になりました。勝っていることも大きな要因ですが、球団の方々の地道な営業努力が実を結んだのも確かです。球団の人たちは一生懸命やってますから。交流戦が始まり、マリーンズの勢いは小休止といった感じです。打線が打てなくなったのが大きな原因ですね。その原因は二つ。一つは左投手を苦手にしていること。5月の6敗のうち4敗が左ですからね。もう一つはデータ不足。今年の快進撃はデータによるところが大きいのでしょう。
思えば、昨年の後半の好調もデータが揃ったからということなのかもしれません。同じ軌跡を日ハムもたどってます。ということは外人監督は日本人監督以上にデータを重視するということなのでしょう。日本人でも落合監督は同じなのかもしれません。交流戦の間は苦戦するかもしれませんが、何とか5割でいければ、リーグ戦になれば、また快進撃が始まるでしょう。5月は、ホームゲームが多いのでファンの皆さん、応援お願いします。


先日、初めてマリーンズの二軍、浦和に行ってきました。浦和はどんな球場かといえば、限りなく草野球場に近い球場です。高校時代に野球をやっていた私とすれば、原点に帰るような感じだし、ファンも一軍以上に真剣に見てるので、本当に野球を見てるという感じがしました。
ただ、二軍とはいえ、もっとファンサービスは必要でしょう。客席はちょっとしかないし、メンバー表は小さなホワイトボードに手書きだし、それを書いてる人は明らかに球団の人じゃないし。子供がたくさん来てるんだったら、お菓子を配るくらいしてもいいんじゃないですかね。隣がお菓子工場なんですから。なぜ、そんなことを言うかというと、二年前に湘南シーレックスを見に行った時に、湘南は地域密着できちんとファンサービスしてました。独立採算だからとはいえ、大事なことだと思いますよ。一軍は他のチームに誇れるファンサービスをしてるのですから、二軍も金をとっていいから、もう少し何とかして欲しいですね。
その辺を解決する妙案があります。せっかく本拠地が千葉なんですから、二軍の本拠地も千葉にすればいいんです。
千葉には浦和よりよっぽどいい球場がたくさんあります。千葉市内でも天台の県営球場や青葉の森なんかいいじゃないですか。我々の高校時代の汗と涙がちょっぴり詰まった球場だし思い入れもあります。県内にもたくさんありますから、各球場を廻ってファンの拡大をはかるのも良いと思います。そういえば、先日、べースボールマガジン社から出た「球場物語」という本で銚子市営球場というのがあるのを初めて知りました。高校の予選では使いませんから。ドカべンに出てくる架空の球場だと思ってました。クリーンハイスクールが出てくるあたりでしょうか。
さて、試合ですが、相手のメンバー表がないので誰が投げてるかと思えば、楽天は川尻が投げてました。調子が良さそうなのに下にいるのは、首脳陣と何かあったのでしょうか。河本が出てきた時に拍手が起きたのはちょっと感動、打ち込まれる姿は悲しいものがありました。ロッテは噂の竹原、大松の両新人に加え、田中雅、青野あたりもかなり期待出来るようになりました。浅間がもう少し頑張って欲しかったですね。マリーンズファンの方、たまには浦和でのんびり野球を見るのもいいですよ。

七 
先日、NHKのクローズアップ現代という番組でバレンタイン監督の人心掌握術を特集していました。特徴としてべンチにいる全員に役割を与え、全員で試合をするということです。自分も野球をやっていたからわかるのですが、選手はべンチにいることが最大の屈辱です。しかもプロになれば二軍落ちという恐怖もある。そういう選手を奮い立たせるには、選手の役割を明確にし、出るチャンスが必ずあることが伝わってないといけません。そこが、きちんとしているので、今年は出る選手が皆、活躍するのです。言うのは簡単ですが、なかなか出来ません。監督は、全員の能力と状態をきちんと把握していなければならないからです。それが一番出来てないのが堀内監督でしょう。監督としては、レギュラーを固定してる方が楽でしょうし、日本では長くそうしてきましたが、選手起用の革命が起きているのでしょう。唯一、そういう起用法をしてるのは仰木さんくらいでしょう。そんなバレンタイン監督が動かさないのは、3番福浦とサード今江です。福浦は現在の、今江には将来のチームの柱を期待してるのでしょう。


いよいよプレーオフですね。私は鍵を握るのは、外人選手だと思います。日本人というのは、どうしても緊張していつもの力が発揮出来ないことが多いです。特に主軸に。外国人は考え方がポジティブな人が多いので、いつも以上の力を出すことがあります。投手もここに向けて仕上げてくるので、そうそう連打は望めないでしょうから、外人勢の一発がいつも以上に力を発揮するでしょう。マリーンズはおそらく渡辺、小林、セラフィニの順で先発するでしょう。小野の調子がいいだけに、使い方が鍵を握るでしょう。
打線は日記でも触れたように5番打者が打つ打たないで大きく左右されるでしょう。
逆にマークするのは西武はフェルナンデス、ホークスはズレータでしょう。和田や松中が打っても、その辺の打者を抑えれば大量失点にはつながらないからです。
マリーンズで活躍しそうな選手を挙げるとなると、本来なら西岡や今江の名前を挙げたいのですが、若いだけに緊張してしまうこともあるでしょう。ここはべテラン堀が活躍するような気がします。
私としては、プレーオフに出られるだけでも夢のようなこと。選手には思う存分楽しんでもらいたいです。


いよいよキャンプインですね。昨年の忘れ物であるシーズン1位を目指して欲しいです。さて今年、鍵を握る選手を2、3挙げてみたいと思います。
まず投手では、小林雅。この2年、リリーフの失敗が目立つようになりました。球威が衰えたわけでもないし、スライダー、シュートの切れが悪くなったわけでもないようです。相手もプロですから、いつまでも球威や切れだけでは抑えられないということでしょう。
全盛期の佐々木は球威や切れもさることながらアウトローへのコントロールが絶妙でした。これを身に付けないと今年はさらに苦しくなるでしょう。もし今年、雅がダメなようなら早めに見切りをつけないといけないかもしれません。あまり引っ張り過ぎるとチームの低迷を招くでしょう。もちろん、守護神のプライドも大切にしなければいけませんから難しいところです。昨年、佐々木を見切った牛島監督の判断は絶妙だったと思います。
じゃあ代わりになるとすれば誰がやるのかといえば、薮田しかいないでしょう。昨年のポストシーズンを見ていると、アウトローへのコントロールはかなり付いてきました。今なら任せられるでしょう。今年の投手陣の鍵を握っているのは薮田と言っても過言ではないでしょう。
あとは意外に大きいのがセラフィニの穴。昨年のポストシーズンのMVPはセラフィニだったと思います。ジョニーに往年の力が望めず、加藤が良かったり悪かったりの現状では若手に期待するしかないでしょう。手島、浅間には期待したいですね。二人ともそろそろ二軍を脱出しないと、年齢的にも万年二軍になってしまいかねません。二人ともいいものを持っているだけに、チャンスを確実にモノにして欲しいところです。特に左の先発がいないだけに浅間には期待です。
あと心配は藤田でしょうか。去年並みに働いてくれれば問題ないですが、そうでない場合に代わりがいないだけに働いてくれないと困ります。先発陣に関してはWBCのおかげで仕上げを早めるのであまり心配ないでしょう。心配なのは、清水の夏休みくらいですかね。心配な点は挙げたら尽きませんが、楽しみな部分もたくさんあるので活躍を期待しましょう。


今年のマリーンズ投手陣、やはり心配は抑えの小林雅でしょうか。WBCでは薮田が絶好調なので、抑えの座に就くことになるかもしれません。となると去年の薮田の位置には誰が来るのか。内が最有力候補でしょう。先日の台湾戦で見た彼の投球は、以前とは見違えるほどでした。140キロ後半の直球がコントロール良く決まってました。その試合でも1回で2三振を奪ってましたが、他の試合でも毎試合2三振ずつ奪ってます。今なら1イニングなら安心して任せられます。1年目に二軍で見た時にはヒョロヒョロっとした体型から頼りない球を投げてましたが、今では体型もどっしりしてきました。二軍での育て方が良かったのでしょう。ゆくゆくは抑えのエースになってくれるでしょう。バレンタイン監督なら無理な使い方もしないはずですから壊されることもないでしょうし。内の同期の三島、成瀬にも頑張って欲しいですね。今年は小林宏、久保の調子が今一つなので、まだ先発の枠が二つは空くと思います。若手に掴んでもらいたいですね。いずれにしても、今年は内の投球に注目です。

十一
マリーンズもようやく調子が出てきました。WBCの影響もあるでしょうが、去年の反動が大きいでしょう。去年は出来すぎの部分がありましたから。
打線に関してはある程度予想できましたが、先発投手陣がここまで崩れるとは思いませんでした。優勝の大きな要因は先発投手が7回まできちんと試合を作ったおかげでしたから。先発投手が3点以内に抑えた試合はほとんど勝ってるはずです。ようやく先発が整ってきたので連勝出来たのでしょう。ここまで明らかに負けゲームだったのをひっくり返したゲームが3試合くらいありますが、それを見て今年はまだ大丈夫と思いました。気力がないとああいう試合は出来ませんから。気力は萎えていないということでしょう。
青野が二塁手のポジションを取る勢いですね。3年くらい前に二軍で青野を見た時はとてもプロでは通用しないだろうと思いましたが、昨年見た時には見違えるほど成長していました。かなり努力したのでしょう。こういう選手が一軍に上がって活躍するのは嬉しいですし、また、そういうチームは強いです。青野の活躍、楽しみです。皆さんも応援して下さい。

十二
マリーンズ絶好調。好調の要因はいくつかありますが、一番大きいのは小林雅英の存在でしょう。今年は昨年よりもコントロールがよくなり、無駄な四球がなくなったことと、課題とされた左打者に対してうまく攻めていることが好調の原因でしょう。本当に頑張りには頭が下がります。
さて、最近また3人の若手が活躍し出しました。投手では成瀬。故障がちでしたが、昨年の後半から二軍で目覚ましい進歩を遂げていたので上での活躍を楽しみにしていました。同期の内の存在も刺激になったのでしょう。下の頃からするとまだまだ物足りませんが、ローテの一角を奪って欲しいです。
そして大松。下にいた頃から長打力に定評がありましたが、最近では4番に抜擢され、期待に答えています。西武戦での逆転満塁ホームランがチームを救ったといっても過言ではありません。
根元は学生時代から三拍子揃った選手でしたが、ここにきてプロの細かいプレーにも適応出来るところを見せています。阪神戦での超ファインプレー、巨人戦でのヒットエンドランなど高度なプレーを実践できるのは並みの新人ではありません。3人の若武者をぜひ応援してください。

十三
残り40試合を切りました。8/9現在、3位ハムとのゲーム差は3。まだまだ射程圏内です。というより私は2位通過もあり得ると思ってます。というのも交流戦後の6、7月は上位の3球団が調子が良すぎた。どんなに力があるチームでも、好調というのは一ヶ月半、保って二ヶ月です。
その証拠に3チームとも打線が下降気味です。8、9月は7月ほど勝てないでしょう。極端に低迷するチームが出てくるかもしれません。その点、我がマリーンズは6、7月にどん底を味わいました。生命線とも言うべき先発投手がことごとく早い回でKOされた時期もありました。マリーンズは力のないチームではないので、不調が二ヶ月も三ヶ月も続きません。そろそろ上がってくる時期です。
ここに来て先発投手の調子が上がってきました。これは上位チームには驚異だと思います。打線は相変わらず打てませんが、接戦に強いチームだけに失点が少なくなれば有利。福浦、べニーもあと10日くらいで戻ってくるでしょう。あとは小林雅が一時期のような不調にならないことを祈るのみ。私は救世主は今江がなってくれそうな気がします。

十四
今年は早々と終戦を迎えてしまいました。その原因を探りたいと思います。
まず、投手陣ですが、先発で合格点なのは、清水、小林宏、小野でしょう。やはり投手陣に頼るチームだけに、先発で計算出来るのが3人だと苦しいです。意外にセラフィニの穴は大きかったかもしれません。昨年の後半引っ張ってたのは彼だけに。成瀬が成長した一方で、渡辺俊、久保は大誤算でした。来年は二人は正念場でしょうし、もしダメな時には代わりを用意しないといけないでしょう。今年、救いだったのは、小林雅が一年通じて好調だったこと。これがなかったらもっとひどい事になったでしょう。
打線は去年が出来すぎだったのでしょう。まだまだ2年続けて活躍するだけの地力がないということでしょう。それだけに外人に頼る比重が高くなるのですが、その外人が今年はサッパリ。監督が外人なんですから、もっとマシなのが来てもいいはずですが。ただ、外人に頼ったチームだと、何年も上位に食い込むことは出来ません。ライオンズやホークスのようになるには、日本人野手の強化。出来ればクリーンアップを打てる選手の養成が必要でしょう。

十五
今年のマリーンズというより、毎年の弱点は打線。優勝した年のように大塚やサブローが2割8分打ってくれれば問題はないが、あてには出来ない。若手の活躍が不可欠。
外野ならば竹原、大松、新人の神戸、セカンドなら早坂に根元あたりがレギュラーを獲得してくれないと、正直、困る。
そこで私が一番期待したいのが、このコーナーでも何度も名前が挙がった青野。彼の打撃は文句なく一軍レギュラークラス。明らかに成長した。あとはポジション。内野だし、もう少しうまければセカンドで問題ないが、お世辞にもうまいとは言えない。シーズン中に外野での起用があったが、私は外野でいいと思う。高校までは投手だから肩も問題ないだろうし。まだ若いから慣れるのも早いだろう。守備の負担が減れば打撃も生かせる。打撃に関しては徹底して右打ちを練習して欲しい。大きいのも打てるとはいえ、決してホームランバッターではない。
先日、引退したヤクルトの土橋のような、大きいのも打てる2番打者になって欲しい。今年で言えばハムの田中賢介のような感じ。それくらいはなれるだけのものを持っているはず。努力でここまでのし上がってきた選手だけに頑張って欲しい。

十六
少し気が早いが、今年の予想オーダーを。
一番はもちろんショート西岡。今年は3割と盗塁失敗を減らすことを目標にして欲しい。
二番はサード今江。一昨年のシリーズなど今江が二番に入った時が一番打線が機能していたように思う。いつまでも下位打線で満足して欲しくない。
三番ファースト、福浦、 四番ライト、べニー、五番DHズレータ。この3人に心配なのは故障。それさえなければ、数字は残してくれるだろう。
六番キャッチャー里崎。打力は確かに素晴らしいが、本来は六番くらいにおいておくのが一番、相手が怖がるだろう。
七番センター大松。そろそろ大松、あるいは竹原がレギュラーをがっちり掴んで欲しいところ。
八番レフト青野。青野は二番でも面白いかも。打撃は文句なし、課題は守備か。九番セカンド根元。ファームの首位打者が今年こそ開眼して欲しい。
ボビーは猫の目オーダーとはいえ、優勝した一昨年はある程度レギュラーが決まっていた。今年もある程度、固定出来れば、優勝のチャンスも出てくるはずである。

十七
今年も即戦力になるであろう新人が入ってきた。実績から見て一番期待出来るのは投手の荻野。神奈川大時代からその投球術と制球には定評があった。日本代表にも選ばれた選手である。大学時代に指名されなかったのは上背のなさからだろうが、技術的には通用するはず。中継ぎでの登板になりそうだが、故障者などが出れば先発も十分務まるだろう。
投手では松本も面白い。左のサイドハンドと阪神のウイリアムスを意識したフォームだけに左のワンポイントで十分使えそう。昨年は藤田の調子が良かったり悪かった
りだっただけに、それを補って余りある活躍を期待したい。
打者では神戸。流通経済大時代から大砲で鳴らしただけに、昨年、長打不足だった打線では期待がかかる。一番競争の激しい外野の一角を奪えば、かなり長打力のある打線に変貌するだろう。
新人が入るということは、もちろん戦力としても期待するが、今までいた選手たち
への刺激という意味あいもある。投手でいえば、藤田や神田あたり、野手でいえば、
大松、竹原の若手からサブロー、大塚あたりの中堅まで刺激になればチームは活性化する。オープン戦を見る限り、その効果は出ていると思う。

十八
今シーズン、辻との交換トレードでマリーンズに来た早川がいい働きをしている。
もともと千葉県の出身で、県下でも3本の指に入る進学校(偏差値70以上)、県立船橋高校を出ている秀才。立教大を経てオリックスに入団したが、一軍にはいても、なかなかレギュラーが獲れず、トレードされた。
俊足、強肩が売りだったが、どうしてどうして、バッティングもしぶとく、いいところで打っている。
先日のホークス戦では、死球で乱闘騒ぎの後、ホームでのクロスプレイで捕手に体当たりするなど、マリーンズには珍しい、闘志を表に出す選手である。
開幕戦で雨で中断している時には、ヘッドスライディングをやろうと思っていたらしい。移籍したばかりで遠慮したらしいが、こんどは遠慮せずにやって欲しい。
オリックスで辻も頑張っているし、お互いに両軍でチャンスに恵まれなかった選手が活躍してるのだから、このトレードは成功と言える。こういうトレードはもっともっとやるべき。埋もれてる選手はたくさんいるはずだから。早川も辻も頑張って欲しい。

十九
今年は成瀬が好調である。それほどスピードがあるわけではないのに打たれない。もちろん、コントロールと球のキレは申し分ない。だが、好投の理由はそれだけではない。投げる直前までボールが見えないフォームもその理由だろう。ホークスの和田や杉内がそういったタイプである。そういうタイプは、簡単に打てそうで案外、打てないもの。
成瀬がそこに至るまでは、平坦な道ではなかった。一年目は二軍でもほとんど投げられなかった。故障や体力不足だったせいだ。青野もそうだったが、一年目に見た時は、とてもプロでは無理だろうと思った。同期の内や三島の方が先に一軍で活躍するだろうと思った。ところが、二年目の後半に突然開花。それでもまだ、にわかに信じられなかった。三年目に一軍に上がってきて、なるほど、素晴らしい投手になっていた。まだ、昨年は当人も半信半疑な感じで投げているように見えたが、今年はピンチでも堂々としている。自信が付いたのだろう。安心して見ていられる。自信が人を変えるものだとつくづく思った。ここまでになるまでには尋常でない努力があったのだろう。そういう苦労が報われるのは、見てる方も嬉しい。今後の活躍に期待したい。

二十
新人の荻野が中継ぎで好投している。ついに防御率は0点台に。私は彼が神奈川大時代から注目していた。日本代表に入って活躍したりしていたが、体の小さいのがネックになって、大学を卒業する時にはプロから指名されなかった。しかし、それにめげず、社会人の日立でも活躍して、今年、ロッテに入団した。
長所は球のキレとコントロール。特にコントロールは安定しているので、ピンチでも安心して見ていられる。開幕当初は敗戦処理であったが、そこで実績を積んで、今では、勝ち試合でも登板するようになった。まさにコツコツと叩き上げてきたタイプだけに、ピンチでも動じないのだろう。薮田の調子が下降気味なだけに、荻野と調子の上向いてきた神田で後半は補うことになるだろう。久保が故障した先発の一角としても面白いかもしれない。私はむしろ先発の方が向いてると思う。先発陣がいいとはいえ、年齢が上がってるだけに、若い先発が欲しいところ。荻野の需要がますます高まることだろう。


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