万葉の足あと【万年青日記】

札落ちですが、雰囲気は夫婦獅子でしょうか。




３歳になる息子は万年青には全く手を出さず、いたずらもしないので安心していますが、先日、温室に傘をさしたまま入ってきました。身長１００ｃｍ程度の息子が傘をさすと、ちょうど傘の縁が万年青の高さと同じ。おおおおっ！と進入を止めようとしたけど時すでに遅し、この木をひっかけてしまいました。見事に鉢から抜けたのですが、根が短く新根もまだ短く根を傷めずにすみました。しかし、根が伸びていないのは考えもので、植え方に問題があるものと思い、関西支部のお棚見学で見てきたものを少し取り入れて植えてみました。

まだ若木で芋が長くありません。根も数ｃｍの長さしかないので、まず苔で芋をくるみました。それと巻き込んだ葉が苔にあたるとそこから水を含んで傷んでくるので、苔に当たらない植え方をしたいと思っていたので高めに植えました。その結果、芋は鉢から半分は飛び出し、その周りを砂で盛って苔をかぶせました。この状態では根が短かいので木がグラグラするので針金で鉢にしばりつけました。画像では極端に上に飛び出た感じはしません。



しばりつけた針金の『形』ですが、試行錯誤するうちに『星型』に落ち着きました。上から見ても綺麗で、しかもしっかりと苔と木を押さえられるので気に入っています。この植え方で根や芋がどうなるのか、秋の植え替えが楽しみです。