万葉の足あと【万年青日記】

これは昨年の支部大会に出品した新生殿です。昨日掲載したものより『芸』が進んでいると思って姿よりも『芸』を重んじて出品しましたが落選でした。


この木も美術木目指して肥料を多めにして育てましたが、こちらの新生殿はかなり大きくなってしまって、なんとなく芸も大味な感じがします。４号鉢でこの木のサイズです。私の考えでは、若いときは大きく育てて首を太くし、芸を始めたら小さめの鉢に植えて締め上げて育てて搾り出すような芸を乗せようと思っていたのですが、既に芸をしている大きく育ってしまった木は小さめの鉢に植えたとしてもなかなか小さくなりません。肥料を大量に与えるからだとも思いますが、やはり、その木には適正なサイズというものがあり、育てる過程で大きくなり過ぎないように管理することも大事かなってことを感じています。大きくしようとしたり小さくしようとしたり、人は本当に勝手な生き物ですね（笑）

しかし新生殿は大きくなり過ぎても実親への道も残っているので、今度はブレーキを外してできるだけ大きく育てることにも挑戦してみようと思います。