縞甲獅子実生?
実親の植え替えをしましたが、その中の一鉢で、大株になって芋が上に飛び出たものを割って楽鉢に植えたものです。もう何年も植え替えた形跡がなく、抜いてみると父が植えたもので、最低でも4年は植え替えてないことになります。ラベルもなく実生だと思うのですが見てのとおり『縞甲獅子』です。中~大型で、昨年最後に繰った芸をした葉がどことなく金剛海を思わせるので、金剛海タイプの縞甲獅子なのかな~と思えるし、年をとっている割に葉幅を保っており覆輪がまわっている部分は覆輪が深く葉姿から、先日掲載した波涛タイプの縞甲獅子にも思えます。前者ならこのまま実親にしようと思うのですが、後者なら面白そうと思って楽鉢に植えて締めて作ってみることにしました。覆輪はまだ完全ではありませんが完成しつつあります。下に写っている木は割り子ですが、この木は昨年最後に繰った葉で覆輪が完成しています。大株を解体すると計7鉢になり、その中の1本は縞で既に親木だったので、再び素焼きに植えて実親候補としました。そのほかは全て楽鉢に植えて締めて作ってみます。古い木にこのような縞甲獅子がありそうな気もするし、『実生でこんなのがよく生えるんだ』とも聞いているので、今後の進路はもう少し様子を見てから決めようと思います。