星に願いを。。。牛乳を買い忘れていたのに気づき、歩いて5分ほどの コンビニへ出かけた。 ふと夜空を仰ぎ見ると、今日も東の空で星たちが瞬いている。 獅子座は見逃したものの、それでもいつも星々は輝いている。 物理学を紐解いてみると、 全宇宙のエネルギ-量の総和は常に一定である、という法則を目にすることができる。 どういう事かというと、 つまり、人間がひとり死んでしまって、そのエネルギ-がなくなってしまっても、宇宙全体のエネルギ-の量は、変わらないのだ、という話であるらしい。 大自然という、壮大な神を目の前にすると その巨大なエネルギ-に押しつぶされそうになる。 人間とは、なんと、ちっぽけな生き物であろうか。 生と死。 混沌と隔離。 一瞬と永遠。 何かが、分かりかけたような、やっぱり何も分からないような。 否。ちっぽけでも、いいではないか。 私たちは、誰でも、無限の宇宙の広がりにも似た、自由で豊かな心をもっている。 この宇宙の闇に瞬く光にも似た、考える力をもっている。 買い物を終え、家にもどると、窓からは暖かい光がもれていて、 その中から、夫と息子の「わははは・・。」という笑い声が 聞こえてきた。 心に、ぽっと灯りがともり 門に手をかけたまま、私は再び夜空を仰ぎ見た。 |