200253 ランダム
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カガワちゃんの毎日。

カガワちゃんの毎日。

星に願いを。。。



牛乳を買い忘れていたのに気づき、歩いて5分ほどの
コンビニへ出かけた。
ふと夜空を仰ぎ見ると、今日も東の空で星たちが瞬いている。
獅子座は見逃したものの、それでもいつも星々は輝いている。
物理学を紐解いてみると、
全宇宙のエネルギ-量の総和は常に一定である、という法則を目にすることができる。
どういう事かというと、
つまり、人間がひとり死んでしまって、そのエネルギ-がなくなってしまっても、宇宙全体のエネルギ-の量は、変わらないのだ、という話であるらしい。
大自然という、壮大な神を目の前にすると
その巨大なエネルギ-に押しつぶされそうになる。
人間とは、なんと、ちっぽけな生き物であろうか。
生と死。
混沌と隔離。
一瞬と永遠。
何かが、分かりかけたような、やっぱり何も分からないような。
否。ちっぽけでも、いいではないか。
私たちは、誰でも、無限の宇宙の広がりにも似た、自由で豊かな心をもっている。
この宇宙の闇に瞬く光にも似た、考える力をもっている。

買い物を終え、家にもどると、窓からは暖かい光がもれていて、
その中から、夫と息子の「わははは・・。」という笑い声が
聞こえてきた。
心に、ぽっと灯りがともり
門に手をかけたまま、私は再び夜空を仰ぎ見た。


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