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カテゴリ:出羽三山紀行(羽黒山、月山、湯殿山)
2006年7月 月山八合目 弥陀ケ原
『やはらかき 光を雨に 月の山』 ~佐依~ 雨と霧で視界を遮られながらも、バスに揺られて月山八合目に到着 前日、祓川でお会いしたご夫婦とは、宿の朝食の場で無事再会いたしましたf^_^; 月山に登るのは三回目だというご夫婦に、バスの中でいろいろとお話を伺いました。 ご夫婦は雨が強くなるようなら八合目の月山中之宮に参拝して帰るとのこと…。 う~ん…ここまで来て諦めるのはな~…なんとか登りたいけど、どうしよう…。 八合目駐車場では微妙な降り具合…ん~ んなことより…なんだあのバスは 雨の中、燦然と輝く 「日東交通」 の四文字に… ズルッ( ̄▽ ̄;) (…我が地元房総のバス会社です…) いよいよ月山に来たぞぉ~と感無量だったのに…f^_^; こんなところで房州人の集団に会うとは…いや、いいんですけどね 駐車場の月山高原レストハウスから月山中之宮のある弥陀ケ原の御田原参籠所まで、湿原の中をしばらく歩きます。 視界5Mほどの雨の中、木道を進んでゆくと、可憐な花をとりどりにちりばめた草原に、清らかな水を湛えた小さな湖沼が次々と現れます。 ショウジョウバカマ、 エゾイチゲ、 ワタスゲ、 トキソウ、 サワラン、 聖女のような高山植物たちが白い雨にうたれている光景は、阿弥陀浄土そのもの… この中を歩くことができただけでも来たかいがあった… と感じるくらい、どこまでも優しく清らかな情景でした。 嬉しくて涙が出そう(ノ_・。) 月山中之宮に到着し御田原神社に参拝。 祭神は…奇稲田姫 御田原神社脇の月山神社への登山口にはウサギの像がちゃあんとあります…(#^.^#) 雨がやみそうにないので、月山中之宮の隣、御田原参籠所でしばし休憩させてもらいました。 さぶくてさぶくて…熱いお茶がありがたいです そして…さらに強さを増す雨と風の中、ご夫婦や参籠所の方たちの制止を振り切って、といいますか隙をついて…山頂に向けていざ出発(^O^)/ (よい子のみなさんは…決して真似しないでください…m(__)m) 月山 月山は標高1984M、出羽三山の主峰として秀麗な姿で聳え立っています。 西側の断崖や急斜面は、近寄り難く、東側は緩やかな斜面で、高山植物が群生しています。 霊峰とも呼ばれ、古くから人々の篤い信仰を集めてきました。 夏の訪れとともに月山の山開きが行われ、白装束の参拝者の姿が見受けられるようになります。 八合目の御田原は高山植物の宝庫であり、ニッコウキスゲ、ハクサンチドリ、イワイチョウ、ヒナザクラなど、その数は130種以上に上る。特に「いろは四十八沼」と呼ばれる池塘付近には、見事な群落が見られます。 湿原の中に御田原神社があり、月山中之宮として祈祷・神札等を取り扱い、御田原参籠所として宿泊・食事等を供しています。 ~出羽三山パンフレットより~ 2006年7月 月山 『乾坤(けんこん)の 行く手を漱ぐ 夏の雨』 ~佐依~ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012.04.11 23:55:04
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