2008/11/20(木)21:53
湯の峰温泉~'07.光り輝く木の国の旅~その16
内容と写真があっておりませんがご容赦ください。
左上…飛瀧神社
右上…那智の滝
左下…玉置神社
右下…神代杉
車は《湯の峰温泉》目指し、くねくねとした細い山道を下ってゆきます。
前のお二人はすでに《裸族》モードに突入し、ウキウキしておりまする
前日…那智の弁天温泉でのこと…
(那智湾を眺めながら歩いている時に聞いた話によると)
『俺たち裸族1号&2号~隠すものなんて何もない』
…と、裸体の二人は海の見える大浴場の窓辺に仁王立ちし、弁天島を眺めたとかなんとか…
(¨;)
あの~…前の海には確か家族づれが遊んでいたはずなんですが…f^_^;
あの日、那智湾で遊んでいた皆様……すみませぬm(__)m
その裸族たちがこれより湯の峰温泉に襲撃いたします…(^O^)/
お世話になったのは『小栗屋』さん。
ちなみにここ、日帰り入浴はやってません
(入浴は宿泊者のみ)
しか~し、そこは裸族
不可能を可能にしてしまう種族の男たちです
(温泉に関してはとくに…)
てっきり公衆浴場にゆくのだと思っておりましたところ…
湯の峰温泉街に入ったN氏…
目についた『小栗屋』の看板にひかれて駐車場にさっさと車を止め、どんどん入っていってしまいます…(O_O)
あ、あの…こ、ここは日帰り入浴やってないんじゃ…。
『大丈夫』
力強く宣言し、旅館に入り交渉開始
小栗判官と照手姫の伝説の話まで始める始末
あはは
女将によると…まだ宿泊客が入浴する前の時間で、ちょうど今お湯を入れている最中とのこと。
それでもよければ…と、なんなく交渉成立~
ひょえ~~(ノ゚O゚)ノ
入る気満々の二人の迫力に押されたのかしらん
私は入口でぽか~ん。
二人の勢いについてゆけず、ちょっと取り残された感によりほうけてしまいましたが…私も早速女湯へ…
浴場は結構狭いのですが、岩風呂の中にゆっくり入ってゆくと(女風呂はすでにお湯が満タンでした)肌に柔かく馴染んでお湯のあたりがとっても素敵~
これまで入った温泉の中で1番かも
湯の峰温泉バンザ~イ
\^o^/
お二人に感謝~
(その裸族たちのはしゃぐ声が天井に反響して聞こえてまいります)
ふと窓の外を見ると玉石を敷いた小さな日本庭園が見えます。
いい風情~
『このガラスは外からは中が見えないようになっております。安心してご入浴下さい』
とのただし書きがありました。
ふっふっふ…
それをそのまま信じるほど佐依さんは甘くはないぞぇ~
窓を開けてちょっと外に出てみました~(^O^)/
見えるじゃね~か
やっぱりな~
えてしてこんなもんだ…。
さて、たっぷりつかって十分楽しませていただきましたので私は先にあがらせていただきました。
二人が上がるまでの間、館内を見てまわります。(まだお湯が少なかったのでたまるまで入ってたんですって)
階段や二階の廊下には、びっしりと小栗判官と照手姫の物語絵が飾られておりました。
なかなか見応えあり
(史料として貴重なものもかなりありそう)
熊野古道の中辺路は《小栗街道》とも呼ばれ、小栗判官と照手姫の道行の舞台です。
(文楽や歌舞伎の題材にもなっております)
この湯の峰温泉は小栗判官が蘇生した湯といわれ、その《つぼ湯》が人気の地。
しばらくしてあがってきた二人にも二階の絵物語を見てもらいました
女将によると、これらの絵はご主人が好きで集めたものとのこと。
ご主人は小栗伝説研究家として有名な方なのだそうです。
(なるほど…N氏の小栗話が有効だったのもこれでうなづける)
そして、照手姫はなんと〇〇原出身
〇〇原と湯の峰はその縁によりずっと交流があり、〇〇原市長もよくこの宿に泊まるとのこと…。
ほえ~(゚▽゚)
やっぱりご縁のあるお宿だったんだな~
入口の色紙に《温泉コーヒー》と書かれているのが気になっておりましたので尋ねてみると…飲ませてくださるとのことo(^-^)o
(有料です)
宿泊客にはお部屋に運んでくださるものなのでしょうが、私たちには部屋がございません。
そこで特別に私室に案内され、そこでいただくことになりました。
私室に入ると待っていたのは巨大な《玉石社》のパネル写真
これには仰天
熊野周辺では、家庭に一枚玉石社の写真が飾ってあるのかしら
玉石社の写真を眺めていろいろ考えているうちに…
《温泉コーヒー》がお菓子付きで運ばれてまいりました
(なんて親切~)
早速いただきま~す(^O^)/
湯上がりに温泉コーヒー~ぬふふ
お味は…コーヒーよりも温泉の方が強く、じんわりと身体に優しく染みてゆくような不思議な飲み物でありました。
朝霧ようなの柔らかい味のコーヒー…てとこかな
湯の峰温泉は飲用も勿論OKですので、私は浴場でも飲ませていただきました(^O^)/
(コップがあったように記憶しています。違っていたらごめんなさい)
はあ~いい温泉じゃった~
大満足で女将にお礼を言って、小栗屋さんを後にしました。
ちゃあんと素敵なところに導いて下さってるんですね~
ここを選んで下さったN氏にも感謝(^O^)/
《湯の峰温泉》は、なんと有馬や城崎を抜いて…近畿圏で第一位の人気を誇る温泉なんですって
(某旅行雑誌の《好きな温泉ランキング近畿篇》より)
入ってみて納得
ところで、
真似して小栗屋さんに突撃しても、日帰り入浴できるかどうかは保証いたしかねますので…
宿泊して下さいませm(__)m