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日曜日に「特別展 道教の美術 ~道!老子からはじまる終わりなき旅・・・~」へ行ってきました
かなり出品点数も多く、見応えがありました 中でも最も観たかった聖徳太子の七星剣は、一点の錆もくもりもなく刀身に光沢があって、中央に彫られている北斗七星もはっきり見て取れて、やっぱり美しいものでした。こんな凄いお宝が聖徳太子ゆかりの四天王寺さんに納められていたなんて、知りませんでした!何度も訪れているのに・・・ 他にも、道教関係の展示物だけでなく、道教の影響を受けている陰陽道の護符や星曼荼羅など、興味深いものがたくさんあって、まだ第2会場までしか見てないのに、気がついたらもう4時半、閉館まであと30分しかない!第3会場を見て、図録も買いたいから大急ぎで回りました 私は、昔NHKラジオの青春アドベンチャーというラジオドラマの番組で、たまたま「封神演義」を聞いてから、とても強く惹かれて、原作の安能務訳「「封神演義」全3巻を読んで、当時ちょうどアニメでもやっていたので、それも毎週見て、すっかり「封神演義」の世界にはまってしまったのでした。 中国の古典文学である「封神演義」は、釣りのエピソードで有名な太公望が主人公で、神々や仙人たちがたくさん出てきます。神仙世界、人間界、仏教世界に渡って繰り広げられる奇想天外な物語には、道教の教えも入っていて、読み方によっては、とても深い内容が含まれているのがわかります。秋の夜長、本当にドキドキワクワクするので、物語をじっくり味わいたい方には、全3巻の文庫本で出ている、安能務さんの訳のものがオススメです! それから、道教を語る上で有名なのは、なんといっても、老子の道(TAO)、(*道と書いてタオと読みます。)。そんなに簡単に理解できるしろものではありませんが、どこか惹かれます。 会場で買ったすごく立派な図録に解説が載っているので、ちょっとずつ勉強していきたいです。 不老不死を目標に仙人になることを目指したという道教に関連しますが、私は、封神演義、水滸伝、西遊記、紅楼夢などの中国の神々や仙人達が登場して仙術や妖術を駆使する中国古典文学につい夢中になってしまいます。そういえば、日本でも、芥川龍之介の杜氏春も忘れられない物語です そうそう、美術館の常設展も観たのですが、なんと、この大阪市立美術館所蔵の葛飾北斎の肉筆画「潮干狩り」がひっそりと展示されていました!重要文化財です。(所蔵品とはいえ、作品保護の為なんでしょう、めったに展示されないんですよ。)さすがは肉筆だけあって、繊細な線と色彩が本当にキレイで、まさにお宝、目の保養となりました。ホントにラッキーでした感謝感謝です お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.10.28 01:41:02
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