bandy's journey

2006/10/04(水)10:45

大好きな場所

国際恋愛~B.Dとわたし(84)

先週末、とても良い秋晴れの日曜日に山の中にある公園へ出かけました。 緑の森の中には、ちらほら黄色味がかったものも見えています。 穏やかな陽の光があまりにも暖かくて、「あれ? これは春の日差し?」 と、一瞬季節が分からなくなるほど・・・ でも、秋のそれは春のものとは違うのでした。 春の勢いがあって、前向きなエネルギーではなくて、包まれるようなやさしさがあるといったらよいのでしょうか・・・ 遠くのベンチでは本を読んで過している人がいます。                    梢に当たるやわらかな光の加減がやわらかく、はかなそう。 陽が落ちるとあっという間に肌寒くなることも、もう分かっていながらつかの間の暖かさをみんなが楽しんでいました。 この公園は大好きな場所ですが、訪れるたびにちょっと心の奥がつんとするところでもあるのです。 B.Dが私の街に滞在した時に、毎日のように二人で来ていた場所だから。 彼は、すっかりこの場所を気に入って写真やビデオに撮っていました。 落ちたばかりの花びらを集めてB.Dに見せると 「キレイダネー」 と笑っていたことや、池の周りでお互いの映る影で遊んだり・・・・・ 夜空一杯に広がる星を時間と寒さを忘れて眺めたことも・・・・・ その時聴いていた曲は、 Breadの 「If」 あまりにもメロディーがきれいなことと、歌詞が自分達にオーバーラップして倒れそうになるほど幸せだったなぁ。 心に刻まれてしまった幸福は、後で同じだけ深い切なさを感じることなどはその時は思いもせずにいたけれど・・・・・ 彼は二人で過したことや、言葉、風景などを本当によく記憶している。 男性は、こういったことは不得意だとばかり思っていた。 彼はこの公園で、私が感じたのと同じくらい幸せだったのかな? また、この場所に一緒に行ったら聞いてみようと思う。

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