2008/04/01(火)10:57
アロハ航空運行停止・・・・・
世界中のどんな大きな航空会社でも今の時代を乗り切っていくことは難しいことだろう。
テロや原油高、景気不安などで旅行業界全体が冷え切っているし、実際旅好きな私から見てもずいぶん旅行しにくくなったものだという実感がある。
そんな中でやっぱり先に倒れていってしまうのはローカル色の強い、小さな航空会社ではないかと思っていたら、なんと昨日の3月31日付けでハワイのアロハ航空が運航停止というニュースが。
初めてのハワイでマウイに行くために、立派なJALのジャンボ機から乗り継いだアロハエアラインの機内。
その雰囲気の違いといったら!
出発のゲートの列からしてもうゆるゆるだった(笑)。
人気のドーナツ店や映画館で並んでいる人々の方がもっと気合が入っていることは間違いないほどに!
全席自由席、というものが飛行機にもあるのか!と本気で驚いたし、実際乗り込んで見ると革張りのシートはもう充分古くて、驚くほど小さな飛行機だった。
ホノルル空港で掛けられたレイの香りがずっと小さな機内に漂っていました。
てろんとしたカーテン一枚で仕切られた操縦席と思いっきりローカルなフライトアテンダント。
カップに入ったグァバジュースを飲んでいるうちにあっという間にマウイに到着。
着陸時に信じられない揺れ方をしたのだけれど、そわそわしている人は誰もいなかった。
「ま、いっか」 「心配ないって!」 「Take it easy」 こんな空気に機内で慣らされたせいか、初めてのハワイ、初めてのマウイでも終始良い気分で過ごせたように思う。
その後も他の島へ行くことのほうが多かったので、アロハ航空にこだわらずローカルの航空会社を使ってきたけれど、こうしてハワイのローカル企業がひとつなくなってしまうのは本当にさびしい。
Go!航空がかなり強引な価格設定をしているけれど、残るハワイアンエアラインはどうか持ちこたえてほしい。
だって、私とB.Dが出会ったのはマウイ空港で、ハワイアンエアラインのチェックインカウンターだったのだから。
時が流れて、色々な変化が起こることは自然なこととしても、思い出の場所がなくなってしまうことってとても悲しいな。
ハワイも新しくどんどん生まれ変わっているけれど、ずっと変わらないでいてほしいとも思います。
アロハ航空のニュースからそんなことを思いました。