カテゴリ:古びたノート
背伸びして
耳に囁く ただ二文字を あなたは顔を赤くする 真冬の夜空 寒さのせいなの? ためらいがちに 差し出された手 人指し指と 中指だけを しっかり握る それで十分 あったかい もういちど 爪先立ちして 背伸びして 囁く振りして ほっぺにキス さっきより 赤くなって 固まっちゃった あなたの腕を ぎゅっとつかんで はなさない 冬の夜は寒いからね だから ぎゅっとつかんで はなさない ***** おんぷ:「はい、らぶらぶちゅーシリーズ第三弾」 ハナ :「らぶらぶちゅー、あははは」 りずむ:「…ハナちゃん」 おんぷ:「…りずむちゃんも大変ね」 ハナ :「?」 おんぷ:「まあいいわ。こんどはハナちゃんの一斉攻撃ね」 ハナ :「ハナちゃん攻撃してないよ?」 おんぷ:「ううん、かなりダメージ受けてるわよ?ね、りずむちゃん」 りずむ:「…(真っ赤)」 ハナ :「ありゃ」 おんぷ:「はい、ハナちゃん。この『二文字』って何かわかる?」 ハナ :「うーん…顔が赤くなる言葉で、二文字…」 おんぷ:「りずむちゃんが顔を赤くする言葉って何?」 ハナ :「あ、わかった」 おんぷ:「はい、でも言わないでね」 ハナ :「なんで?」 おんぷ:「お約束だから」 ハナ :「おやくそく…って何?」 おんぷ:「ハナちゃん…そんなこともわからないの?常識でしょ? そんなことじゃ立派な女王様どころか、魔女見習いにも及ばないわよ?」 ハナ :「!! …だって…わかんないのはわかんないんだもん…」 りずむ:「おんぷちゃん、その言い方ちょっとひどいと思います! ハナちゃん、まだ子供なんですよ?知らないことがあるのは 当然でしょう? …もっと優しく教えてあげないと…ね?ハナちゃん… だからもう泣かないで。はい、涙を拭いて」 ハナ :「りずむ…」 りずむ:「ん?なんですか?」 ハナ :「ありがと…やさしいりずむがすきだよ、だぁい好き」 りずむ:「ハナちゃん…(赤面)」 おんぷ:「ふふふ…ごめんね、ハナちゃん、りずむちゃん。 今のはお芝居、わたしちょっといじわるしちゃった。 こういうのの解説って、直接答え言っちゃうと面白くないでしょ? だからね」 ハナ :「おんぷ…」 りずむ:「だからといって…」 おんぷ:「うん、ごめんなさい。 でもりずむちゃん、ここまではっきりと意見言えるようになったんだね…」 りずむ:「…はい…だって、ハナちゃんのためだから」 おんぷ:「うふふ、じゃあおふたりさんあとはよろしく… …あ、それと今度の冬の新曲の歌詞にこれもらってもいいかな?」 りずむ:「やややややめてください、それだけは」 おんぷ:「大丈夫だと思うけど? …べつにハナちゃんとりずむちゃんの名前出すわけじゃないし」 ハナ :「それおもしろそう、いいよ、おんぷ」 りずむ:「え?ハナちゃん?」 おんぷ:「それじゃ『女王様』の許可もいただいたことだし、じゃあね♪ …プルルンパトレーヌっ」 ハナ :「おんぷ…なんであいこと同じ方法で帰ったの?」 りずむ:「…また気を付けの体勢で」 ハナ :「お星様になっちゃった」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Jun 21, 2005 10:11:42 PM
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