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カテゴリ:まほろば
![]() 過疎と少子化の進行に伴って生徒数が少なくなった鳴子、川渡、鬼首の三つの中学校を統合した新しい鳴子中学校が10日、開校した。 初年度は、3中学校区などから集った2年生、3年生、159人の生徒と、旧鳴子校長から異動した及川嘉郎校長ら教職員29人で迎え、体育館での開校式、職員の着任披露式、始業式から事始め。 開校式では、大崎教育委員会の冨澤義雄教育長が開校を宣言したのに続いて、真新しい校旗と開校証書を教育委員会から及川校長に引き渡す儀式を実施。 ![]() ![]() 着任披露式を終えて臨んだ最初の学期の始業式は、学年代表が、「勉強、部活動に、毎日を大切に過ごしていきたい」「顔もわからない人もいるが、1日も早く仲良くなっていっしょに前進していきたい」と新しい学校での抱負を発表それを聞いた及川校長は「大崎市のスタートと同時に新生鳴子中学校の開校です。新しいクラスも編成され、先生たちも張り切っています。みなさんには大いなる夢を持ち、美しいふるさとを創る生徒、自他を認め合う生徒、確かな学力、豊かな感性、健やかな心身をはぐくむ生徒になってほしい。校訓を『ゆめ・いのち・ちから』とした。一人ひとりが自己実現をめざし、生きる力を身につけてほしい」と、新しい環境で、ともに新しい学校を創っていくことを誓って、校史第一ページに記して歩み始めた。 同じ日の午後には、最初の一年生を迎える入学式が行われ、65人が仲間として加わった。 体育館で行われた最初の入学式に、新入生は、保護者、先輩、教職員の祝福の拍手で迎えられながら緊張した面持ちで入場したものの、点呼には元気よく返事をして、生徒として最初の義務を無事にクリア。 そのようすに、及川校長は、「いろいろな思いを胸に小学校を卒業してから希望と不安が入り混じって生活していたことと思います。校訓は、『ゆめ・いのち・ちから』です。大いなる夢を持ち、美しいふるさとを創る生徒、自他を認め合う生徒、確かな学力、豊かな感性、健やかな心身をはぐくむ生徒になってほしい。努力してほしい。やるぞと決めても、薄れてしまうこともある。そんなとき『初心忘るるべからず』の言葉を思い出し、自分に言い聞かせてください」と激励し、生徒会も「今日から鳴子中学校の生徒としての生活が始まります。自分で目標を定め、それに向かって努力し、自分自身満足できる3年間を過ごしてください。そして誇りの持てる最高の鳴子中学校をつくりあげていきましょう」と歓迎。 それを受けた新入生は、「私たちは先輩たちとともに新しい鳴子中学校の伝統をつくりあげていきたと思います。まだまだわからないこともありますが、これまで学んできたことを生かして何事も前向きに取り組んでいきたいと思います」と誓いを立て、それを中学校生活の第一歩にして新しい仲間との暮らしをスタートさせた。 ![]() 遠方の生徒は、スクールバス通学になって、朝はこれまで以上に時間との勝負になった。夕方は部活動参加がある。帰路のバスの出発時刻までという制限つき。時計とにらめっこしながらの活動だ。慣れるまでは、いや、慣れても大変だろう。がんばりに期待しよう。 ![]()
最終更新日
Apr 13, 2006 06:14:33 PM
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